第14話 衣装倒錯? 自己肯定感が低いヤバさ(前編)

 引き続き、わたしのジェンダーアイデンティティとも関わることを書きます。

 確かに、カウンセラーに「衣装倒錯」って言われたような気がします。



 まだ思春期にすら入ってないんじゃないかと思われる小学3年には、もう女子の着てるお洋服に興味がありました。


 と言ってもフェティシズム的なものではなくって、わたしはお人形さんで遊ぶのが好きだったり、その延長でそのような女の子の絵をよく描いてたりしました。


 女子のお洋服は男子のものに比べて、バリエーションが豊かじゃないですか。その辺も羨ましくて仕方なかったんです。男子の服はつまらんと常に不満でした。


 原作のマンガの『キャンディキャンディ』を読んで知ったのですが、スコットランドの人って男でもスカート履くじゃないですか。ハイランド地方の民族衣装のキルトですけど。


 それになんともいえない憧れがあったせいか、中学に上がるとヴィヴィアン・ウエストウッドのお洋服の存在を知るとともに好きになるのも必然だったのかなと。


 高校から上京2年目くらいまではヴィヴィアンのバッタもんで我慢してました。

 その頃からお付き合いしていた女性に、ハタチくらいになる頃には、もう大人なんだからそんな服装おやめなさいと言われてしまいました。


 20代の頃はマンガを描くことが最優先事項でしたし、極貧状態でしたのでずっと我慢してました(家賃も杉並区でしたのでキツかった)


 そうやって我慢し続けてきた反動もあるかと思います。

 20代の終わり頃にはゴシック&ロリータファッションが出てきて、ついにタガが外れてしまったのでした。


 盛大に金銭感覚がバグってました。

 幸いなのは借金してまでは買わなかったことでしょうか。

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