第3話 新任監督就任
※ここからが本編。主人公の登場
そして、年が明けてから最初の会議が始まった。
「皆さん明けましておめでとうございます。今日は新たな監督との契約3年が決定しました。では入ってください。」
そう呼ばれて入ったのはまだ若い監督だった。見た目は30代でまだ現役をできそうな元気そうな人がでてきた。ここにいる皆が、共通でこう思ったことだろう。なぜ若い奴が監督を…と。しかし、一人のコーチがハッ!と何かを思い出したような顔をした。そう彼女は元東海のピッチャーで去年まで選手としてやっていたが、選手生命が危ぶまれたなど不幸なことが続いてしまい、余儀なく選手人生を辞めた東明花音だ。彼女は、引退してからの3年間は野球から離れていたが一昨年から、アメリカに行き野球を学び直して来た苦労人であった。
「皆さんお久しぶりです。東明花音です。監督は初めてですが、このチームには思い入れが沢山あり、無くなって欲しくないので新たな指導法を使い上位に戻って来ようという意気込みで行きます。よろしくお願いします。」
会場には音が割れるほどの拍手が巻き起こった。
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東明花音(35)ポジション 監督
現役時 ピッチャー
身長169センチ 最高成績 4勝7敗防御率2.70
伸びしろのあるストレートと手元で曲がるカットボールが持ち味。頭が良く投げているときもピンチのときも焦りも感じさせないピッチングができた。
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