第9話 港町?

 食料の調達が目的だ。その旅なのだが、なかなか難しい…それはちょこちょこ現れるエネミー、とても面倒だ。


訓練を受けていない人々は立ち向かえない。


 食料も人々と同じものを選ぶ。それにも困ってる。立ち向かえない、立ち向かうことが出来るのはごく僅かだ。


 このパーティーは立ち向かうことが出来る僅かな部類に入る。


 入るには入るのだが…個性が強すぎてとても一枚岩となってるとは言えない。とくにセーナの気性。


ゼスト

【あー、腹減った〜。食料調達というよりも俺達の食費必要だな】


レイン:

【確かにな…俺もフラフラだ】


 次の町は、海の側にある港町。名前は忘れたが聞いてないがたくさんの旅人達が集まると噂だ。


 何かあることを期待して、もちろん食料だが3人は早足になる。もちろんセーナは馬に乗ってる。


レイン:

【静かだと思ったらセーナ寝てるよ】


ゼスト:

【馬の背中は楽だよな〜】


レイン:

【楽だよな、確かに】


ゼスト:

【ラクだよな〜馬だけど】


レイン:

【ん…?どうした?】


ゼスト:

【馬𓃗だけど…楽…ラクだよな…ラクダ🐫】


レイン:

【?】


ゼスト:

【つまらんことだ!!何でもない、忘れてくれ】


 そんなやりとりをして、港町に入ったメンバーは、その規模に圧倒された。何でも揃う。


 ここで食料を調達出来れば…海側に何も防御壁がないけど大丈夫なのだろうか?


レイン:

【すみません、ちょっと聞きたいのですが、海側に防御壁が何も無いんですが?大丈夫なのですか?】


街の商人:

【うほっ!!その馬で寝てるお嬢さん、何て可愛さだ…コホン…そうか、知らないのか…海だよ!!海に面してるからだ。ほんとに知らなかったのか?】


レイン:

【海?安全?】

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