第8話 ゼストと正体

レイン:

【ゼスト、どこだ!!?】


ゼスト:

【レインうるさい!!バレるだろ!!!】



※※※※※※※※※オリオンエレメントアロー!!※※※※※※※※



 まだ昼なのに、空にはオリオリ座がはっきりと、普通見えてないはず。月だって見えないのに。


 そのオリオリ座の中心、3つの輝く💫から無数の光の矢が降り注ぐ。


ほぼ全てのエネミーは、消滅した。


レイン:

【残ったエネミー達は俺が!!】


レインの一刀両断!!


セーナ:

【レインさん、さすがです!!一太刀で2体を倒すなんて!!回復いたしましょうか?】


レイン:

【いや、それよりもゼストが怪我してる。頼む】


セーナ:

【………解りました…】


※ヒーリングレベル2※


ゼスト:

【おおっ、何ともない。あっという間に!!スゲ~な。セーナ!!】


セーナ:

【レインさんのためです…少し…その…】


ゼスト:

【ああ、これね。バレたな。ほぼプロテクターだからな。ほんとはもっと筋肉をつけたかったんだが。ホソマッチョってやつだな、これじゃ】


セーナ:

【………いいと思います………】


ゼスト:

【何?なんて言った?聞こえない!!】


セーナ:

【だから…そのほうがいいって…思って】


レインとゼストが見合わせて、笑ってる。


ほんと好みだと変わるんだな~セーナって。


ゼスト:

【セーナちゃん、その優しい口調のほうが似合うぜ。それじゃ、俺のこともこれからよろしくな】


セーナ:

【そ、そ、そんな、優しく可愛いなんて…】


ゼスト:

【可愛いって言ってないけどな、優しいって】


セーナ:

【ああっ!!てめーに判断する権利あるのかよ!!!そもそも隠れてちょいと魔法で倒したくせに、偉そうなこと言ってんじゃねーよ、レインさんみたいに正々堂々と戦いやがれ!!】


ゼスト:

【も、元に戻りやがった…レイン、俺には手に負えないな。頼む】


 何だかんだ上手くやっていけそうな?パーティーだと思うレインであった。



 


 

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