第7話 猪突猛進タイプ
凸凹パーティと言うのだろうか?とりあえず単体(強敵)と複数(ザコ)に対応、それになんと言っても回復?の食料調達の旅が始まった。
荷物を持ち運ぶため馬はもう少しほしいところだ。今は荷物ないので女性が乗るのが道理だ。
ゼスト:
【あーあ、俺も疲れたんだけどな〜お前達追いかけてきたからさ〜馬乗りてーな。セーナちゃん、回復お願い出来るかな〜?】
セーナ:
【その図体だから疲れるんだよ。ちっとは痩せろ。これは筋肉って言うなら疲れたなんて言わせないけどな。それと回復は回数制限あるからな、無駄にはできる理由ねーんだよ!!】
ゼスト:
【いや、これは…筋肉と…】
セーナ:
【先に言われたか!!そうだろうな】
レイン:
【セーナ、馬に乗っていていいからさ。そんな喧嘩腰はやめてくれ。ゼスト、次の馬を手に入れたら乗っていいからさ。次の町はもうすぐだろ。なっ、少しの間は我慢を…頼む!!】
セーナ:
【レインさん、こんなのにそのような気を使わなくてもいいですよ】
ゼスト:
【セーナ、レインのこと好きなんだろ?解りやすいよな~】
セーナ:
【な、な、な、そ、そ、そんな…】
3人がそんな会話をしていると、突如レインだけが何かの気配に気がついた。
レイン:
【隠れろ!!エネミーだ!!!】
向こうの森林に、かなりのエネミーがいる。それも見たことない数だ。
レイン:
【この数はヤバいな…】
ゼスト:
【戦闘力測定っと…なんだ、この程度か。ならば】
レイン:
【待て、数が多すぎる!!】
ゼスト:
【下がってろ、セーナもな!!】
ゲストは物凄く速さで向かっていった。
何かを振り落とすように、これはプロテクターだ。とんでもない量のプロテクター。
レイン:
【あいつ、こんなに身につけていたのか?】
セーナ:
【臆病ですね、こんなに防備を】
セーナが持ち上げようとしたが、持ち上がらない。
セーナ:
【これ、とんでもなく重いですね。あいつ、この量を身につけていたんですね】
レイン:
【だとすると、とんでもない筋力だな】
セーナ:
【無駄に筋肉ついているんですね、もうエネミーにやられて】
レイン:
【セーナ、俺の後方に。絶対に守るから、向こうに着いたらゼストの回復頼む!!】
セーナ:
【レインさんに…そんな…守っていただけるなんて…光栄です】
レイン:
【………とにかく頼むな、行くぞ!!】
ゼストにも少しだけ優しくしてあげてほしいと、つくづく想うレインだった。
ゼストの無事を願うが…あの数だ。ただでは済まないだろうな。
それにしてもあれ程の装備を付けていたとは、相当の力を持ってるに違いないが、いくら力があっても速度が落ちるだろう。
セーナ:
【とりあえず回復の準備は出来ています。本意ではありませんが、レインさんのために使います】
レイン:
【すまん。助かるよ。それにしてもあの数の…どこ行った?ゼストもエネミーも見当たらないな】
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