第6話未だにパパ

セイタは今年、中学3年生。

来年、高校受験だ!

身長も170を超えて、声変わりもしているが、僕の事を未だにパパと呼ぶ。

友達には、お父さんと言っているが。

セイタに、

「これから、パパの事をお館様と呼べよ」

と、言ったら反対された。

嫁さんもママと呼ばれている。

こんな失敗がある。

会社で、誰がここに書類を置きましたか?と、言っていたので、僕は、

「それは、パパです」

と。

言った瞬間に青くなったが、周りは笑って許してくれた。

僕は僕と自分の事を言う。


セイタも僕と言っている。

セイタともう、5年もお風呂に入っていない。恥ずかしいのだろう。

しかし、風呂上がりに、素っ裸でリビングを歩き回る。

そして、セイタは言う。

「パパのは、ちっちゃいからな」

と。

「何だと!お前はこの短小包茎から作られたんだぞ!」

と、反論する。ママがその場に居なくて良かった。

居たら2人とも、ビンタだ。

ママは下ネタが大嫌い。

そうだよな?マグロだったし……。

ま、早く息子と酒が飲みたいな。

後、5年の辛抱だ。それまでには、また、ビールが飲めれているだろう。

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