第5話


「いたぞー!指名手配犯だ!」


 ここは、どこかの街。(正式名称:ドーコカの街)

 既視感に溢れた展開が始まります。

 ちなみに彼らはなんの変装もせずに、堂々と道の真ん中を歩いています。


「おい。なんで指名手配されてるんだ?」

「忘れたのか? お前は国家反逆罪だろう?」

「ああ、そうだった。うるさいから街の人間全員眠らせるね?」

「少しは忍耐を覚えろよ。お前は勇者だろ?」

「元から強かったから…」

「気持ちはわかる。」


sleep大地の母と共に、眠れ!


「う、なんか家で寝たくなってきた…」


 街の人は1人残らず家に帰ってから眠りました。


「おい、勇者。なんでわざわざ家まで帰らせたんだよ。」

「え? 自面で寝たら痛いじゃん?」

「まあ、気持ちはわかる。」


 2人は再び「死神の谷」へ向かい始めました。


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