第2話

 ここは、どこかの森。(正式名称:ドコーカの森)

 2人の見るからに怪しい人が歩いています。



「おまえ、どうするつもりだ?」

「いや、なんのこと?」


「我は、人間に擬態して幻覚魔法を使い続ければ生活できるが、お前は顔を知られてるだろう?」

「あっ…そうだった…」


「幻覚魔法は魔族しか使えない…」

「そうなの?」


「じゃあ、逆に使えると?」

hallucination魔よ踊れ、留まれ


「そうか。使えるなら問題はないな。」

「そうだな。」




 移動中……変な人たち移動中……

 すると、見覚えのある顔を見つけました。


「これは…? 手配書か?」

「僕の顔があるな。国家反逆罪? 逃げたことがバレてるな。まぁ、いいか。」

「そうか。ところで、これからどこに行く?」

「せーの、で言ってみるか。」



「「せーの」」


「「ドラゴンの巣」」



「…やっぱりか。」

「そんな気がした。」

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