第2章 登場人物

■アクイラ

 アクイラは、19歳の若き戦士であり、"灼熱の拳"の異名を持つ存在です。彼は筋肉質な体型とショートヘアの黒髪、紫色の瞳を持ち、その堂々とした姿は戦士としての鍛錬を物語っています。彼の出身地はアスカリという地名で、そこでの厳しい自然環境が彼の戦士としての本能と鋭い感覚を育みました。

彼はルナリスの傭兵ギルドに所属しており、中級傭兵ランクエメラルドのランクに位置しています。アクイラの戦闘スタイルは、徒手空拳に特化しており、火属性を帯びた拳や脚を駆使して戦う攻撃的な戦法が特徴です。この戦闘技術は、彼の師匠である森姫カイラから学んだものであり、彼女から受け継いだ技術はアクイラの戦闘に深く影響を与えています。

 また、彼は蒼炎焔の鎧エンフレクス・アルマ・カエルレアという新たな力を使いこなし、炎の力を身体に纏うことでさらなる攻撃力と防御力を得ることができます。

 趣味は野外活動で、自然との調和を好む一方、彼の鋭敏な感覚は厳しい環境で培われたものです。また、応急処置技術にも優れ、仲間たちのケアを怠らない心遣いもあります。食べ物の好みは鶏肉で、逆に甘いものは苦手としています。

 彼の仲間には、ルーナ、セレナ、カイラ、リーシャ、エリスがいます。彼らはアクイラの戦士としての実力を認め、共に戦う信頼できる友人です。


■ルーナ

 ルーナは、"幻想の巫女"として知られる16歳の少女で、ルナリスを出身地としているものの、その詳細は不確かです。彼女は長い銀髪と美しいウェーブ、青い瞳、そして華奢な体つきを持ち、その外見はまるで幻想的な存在を思わせる。見習い傭兵ランクアメジストとしてギルドに所属しており、彼女の戦闘スタイルは水属性の魔法を主体としています。

 特に、彼女の得意とする魔法には、水珠創造スプリアクレクト水刃槍化スプリカーグスペアフォルマがあり、これらを駆使して敵を制圧します。また、ルーナは魔法治療の特技を持ち、仲間たちを癒す力にも長けています。さらに、彼女は他者にあまり明かさない特別な治癒魔法の力を隠し持っており、非常時にのみその力を発揮します。

 趣味は天体観測で、夜空に広がる星々を眺めることで、彼女は心の平穏を保っています。甘いもの、特にフルーツタルトが好物である一方、苦いものは苦手です。

 両親を黒い鎧を纏った大男に殺されており、彼女はその犯人を探して復讐を誓っています。この悲劇が彼女の心に深い影を落としており、彼女はアクイラに依存し、彼を頼りにして生きています。師匠であるカイラには心を開いており、二人の存在が彼女の心の支えになっています。


■セレナ

 セレナは、セルヴァスの小さな集落出身の元狩人であり、現在は傭兵として活動しています。彼女の容姿は、自然なウェーブがかかったミディアムレングスの茶色の髪に軽いレイヤーカットが施され、緑色の瞳が特徴的です。スリムな体型で、野外活動で鍛えられた身体は彼女のしなやかさと機敏さを物語っています。

 かつては狩人として活動していたセレナは、後衛からの狙撃を得意とし、ボウガンを駆使して敵を正確に射抜きます。さらに、彼女は風属性の感知魔法を使い、周囲の気配を敏感に察知することができるため、狩猟や戦闘においてもその力を発揮します。この魔法により、彼女は敵の位置を把握し、的確なタイミングで攻撃を仕掛けることが可能です。

 趣味はアウトドアでのんびりと過ごすことで、自然との調和を大切にしています。食事に関しては、ヘルシーなサラダが好物であり、一方で油っこいものは苦手です。狩人としての経験から、彼女は質素で健康的な食事を好むようになったのでしょう。

 セレナの目的は、傭兵という職業の重要性を多くの人々に知らせ、粗暴な傭兵だけでなく、誠実で優れた傭兵たちが存在することを広めることです。これは、狩人としての孤立した生活から一転し、仲間と共に協力し合う傭兵としての新しい道を模索する中で芽生えた目標です。

 彼女は自然の中で育ったため、夜になると星空を眺めることが好き。


■カイラ

 カイラは、エルフ族の中でも高貴な血筋を持つ"森姫"として知られる存在です。エルフの森で生まれ育ち、その身分に恥じない優雅さと気品を持ち合わせています。彼女の美しい容姿は、長くウェーブのかかった銀髪と蒼色の瞳が特徴的で、その外見からもエルフの姫としての威厳を感じさせます。

 現在、カイラは特級傭兵ランクダイヤモンドの地位にあり、エルフの森を超えて世界を巡りながらも、その実力と名声は各地に知れ渡っています。彼女の戦闘スタイルは非常に独特で、魔法を使わずに蹴り技を主体とする格闘スタイルを採用しています。これは、弟子であるアクイラにも伝授した技術で、二人の師弟関係は深く、彼にとっても特別な存在です。

 カイラには特殊な魔法能力があると噂されていますが、彼女自身はその詳細を明かしていません。

 普段は親衛隊と行動を共にしていますが、アクイラに会いに行く際には一人で訪れることが多く、彼に対して特別な思いを抱いていることが伺えます。性格は優雅で冷静、何事にも動じない落ち着きがありながらも、弟子や仲間に対しては深い思いやりを持ち、特にアクイラには信頼を寄せているようです。

 彼女の趣味は花見とダンスで、特に満開の花の下で踊る姿は、見る者を魅了します。好物は甘酸っぱい果物で、その爽やかな風味を好む一方、苦いものは苦手としています。

 カイラは元々エルフの森の政治にも関わっており、時折外交使節として他国との交流を行う役割も果たしていました。また、夜になると月光を浴びながら瞑想し、自身の精神力と体力を高めるという独自の修行法を持っています。

 実はアクイラよりもルーナを気にかけていたりする。


■リーシャ

 リーシャは、25歳の騎士で、"突撃のリーシャ"という通称で知られています。リヴァルディア公国出身で、戦場での威厳と精悍さを持つ彼女は、戦士としての卓越した技術を誇ります。金色のストレートヘアと緑色の瞳が特徴的で、髪の毛先に軽いカールとサイド、前髪に軽いレイヤーが施されており、戦場でもその姿は一目で識別できます。

 リーシャの戦闘スタイルは槍を使用し、その技術は非常に高く、戦場を駆け回りながら敵に尊敬される存在です。彼女はまた、迅足化シュプリータスという魔術を駆使し、素早い動きで敵を翻弄します。この魔術により、戦術的に有利な位置を瞬時に取ることができます。

 彼女の趣味は旅行や製薬、薬草や薬の調合で、特に薬草に対する深い知識を持ち、独自の治療薬を調合する特技があります。好物はチーズで、逆に甘いものは苦手です。旅行では様々な地域の薬草を収集し、その知識を増やすことに喜びを感じています。

 リーシャの人間関係は興味深く、特にエリスとの強力なパートナーシップを築いています。エリスとは戦場での連携が抜群で、互いに信頼し合っています。アクイラについては、彼を「しょうもない男」と思いつつも、その能力を高く評価し、信頼を寄せています。また、彼女は割と惚れっぽい一面があり、信頼感がすぐに好意に変わることが多いです。

 リーシャは、リヴァルディア公国騎士団の特訓プログラムで戦術や技術を学び、卓越したスキルを身につけました。性格は責任感が強く、仲間思いである一方、少しお節介な一面もあります。彼女は自分の能力を仲間のために最大限に活かすことを使命とし、常にその信念を胸に活動しています。

 リーシャは戦闘以外にも多くの知識を持ち、特に毒草や治療薬の調合には精通しています。また、彼女はその責任感の強さから、任務に対して非常に真摯に取り組むため、時折自分を犠牲にしてでも仲間を守ろうとする傾向があります。


■エリス・サジタリ

 エリス・サジタリは、17歳の令嬢であり、通称"華の射手"として知られています。彼女はサジタリ男爵家のエアリア村出身で、家族の名声と自身の技術で注目されています。エリスは活動的な印象を与える一方で、ポニーテールに自然なウェーブをかけた髪型と新緑色の目が特徴的です。彼女の容姿は、洗練されていながらも実践的な美しさを持っています。

 エリスの戦闘スタイルは銃を駆使し、特に魔弾装填マグスロードの技術に優れています。彼女は卓越した命中精度と戦術で戦場で活躍し、戦略家としての側面も持っています。周囲の状況を的確に分析し、最善の行動を選ぶ能力には定評があります。また、動物とのコミュニケーション能力を持ち、狩りの際には動物たちと連携して行動することも得意です。

 趣味はアウトドア活動と工芸で、手作りアイテムの作成を楽しんでいます。特に自然とのふれあいを大切にし、自作のアイテムを活用して生活を豊かにしています。好物はハンバーグで、辛いものは苦手です。明るく社交的な性格で、困難な状況にも前向きに対処するポジティブな姿勢を持っています。

 人間関係においては、リーシャとスムーズに連携し、戦場での強力なコンビを築いています。アクイラとは初対面から惹かれていますが、彼の変態性には戸惑いを覚えているようです。

 エリスはサジタリ男爵家の令嬢として、家族の名誉と期待に応えるべく日々努力しており、社会的な地位にふさわしい振る舞いを心掛けています。(家族は健やかに育ってくれることだけを願っている)また、彼女は特技の一環として、難易度の高い精密射撃や戦術計画を自ら編み出し、常にスキルの向上を目指しています。


■ゼフィラ

 ゼフィラは24歳の聖女で、通称"風の聖女"として知られています。セルヴァス出身で、金髪のシンプルなロングストレートヘアと灰色の目が特徴的です。華奢な体型ながら、その存在感は圧倒的で、どこか神秘的な雰囲気を漂わせています。

 戦闘スタイルでは、フレイルを使いこなし、風属性の力を駆使して華麗かつ力強い戦闘を繰り広げます。特に風の結界を操る技術に優れ、周囲に強力な防御を提供することができます。その戦闘技術は、彼女が聖女としての地位にふさわしいことを証明しています。

 ゼフィラの趣味は音楽鑑賞で、心を落ち着けるための大切な時間として楽しんでいます。好物はフルーツタルトで、苦いものはあまり好まないようです。彼女は聖女としての力と優雅さで、多くの人々に希望と安心感をもたらしています。

 彼女の付き人には、高ランク傭兵のマーレアとレグルスがあり、二人はゼフィラの安全を守る重要な役割を担っています。ゼフィラは穏やかで優雅な性格を持ち、他者への配慮を大切にし、困難な状況でも冷静に対処します。彼女の存在は、周囲に安らぎと信頼感をもたらしています。

 ゼフィラは教会の重要な儀式や行事にも関わることが多く、その神聖な役割を果たすために日々修練を重ねています。また、彼女は秘かに風の精霊との特別な契約を結んでおり、その力を引き出すことでより強力な結界を形成することができます。


■マーレア

 マーレアは27歳の特級傭兵ランクダイヤモンドで、通称"紫花"として知られています。出身地はメガラで、肩まで伸びた黒髪にウェーブがかかり、紫色の瞳が特徴です。華奢な体型ながら、その存在感と戦闘技術で周囲に強い印象を与えています。

 彼女は庭師としての顔も持ち、職業として園芸を愛しています。戦闘では鋏を武器に使い、無属性の魔法で戦います。特に暗算の能力に優れ、知恵と戦闘技術を駆使して戦場での作戦を立案することができます。この特技は、彼女が特級傭兵ランクダイヤモンドとしての地位にふさわしいことを証明しています。

 趣味は園芸で、フルーツタルトが好物です。辛いものは苦手で、食べることは避けるようにしています。恋愛面では、同じく高ランク傭兵であるレグルスと恋仲にあります。

 性格は冷静で理知的であり、庭師としての繊細さと傭兵としての強さを兼ね備えています。そのため、周囲から非常に信頼されており、任務や日常生活においても安定感をもたらしています。

 マーレアはその繊細さを活かし、戦場でも相手の動きを読み解く能力に長けています。また、彼女の庭師としてのスキルは、癒しの力を持つ特殊な植物を育てることができ、戦場の合間にこれらの植物を用いた治療やサポートも行えるが、そんなことをするくらいなら彼女が前に出て戦った方が早い。


■レグルス

 レグルスは26歳の上級傭兵ランクルビーで、通称"獅子の戦士"として知られています。出身地はレオノリアで、赤い髪と黒い瞳が特徴的です。筋肉隆々の体型を持ち、その圧倒的な力と存在感で戦場を席巻します。身分は貴族であり、その地位と戦闘力の両方を兼ね備えています。

 戦闘では火属性の剣を使い、火の力を宿した攻撃で敵を圧倒します。彼の戦闘スタイルは非常にアグレッシブで、攻撃的な戦術が光ります。

 趣味としては料理、特にピザ作りを愛しており、音楽演奏にも情熱を注いでいます。これらの趣味は彼の意外な一面を表しており、戦闘だけでなく、穏やかな時間も楽しむことができます。

 半年ほど前に魔獣に変えられるという辛い経験をしましたが、ルーナの力で人間に戻されました。この経験は彼に深い感謝と、彼自身の強さに対する新たな認識をもたらしました。

 恋愛面では、マーレアに対して深い恋心を抱き、現在は恋仲となっています。彼女への思いは強く、彼の情熱と勇敢さに一層の深みを加えています。

 性格は自信に満ち、勇敢で情熱的な一面を持ちながらも、繊細な心を持ち合わせているため、仲間や愛する人々に対しても思いやり深い一面があります。彼の人間的な側面は、戦場での彼の強さをより際立たせています。

 レグルスは料理の腕前が高く、自分で作ったピザを仲間たちと共に楽しむことが多いです。また、音楽演奏では、特に弦楽器に秀でており、その美しい演奏で周囲を魅了しています。


■カイラ親衛隊

 カイラ親衛隊は、エルフの森を拠点とし、森姫カイラの護衛を任務とする精鋭部隊です。各メンバーが個性的で、部隊内のダイナミクスにユニークな影響を与えています。

 青毒のナリアは、毒槍を用いて戦う熟練の戦士です。ナルシストな性格で、自分の優れた技術に強い自信を持っています。彼の毒槍は非常に致命的で、敵に対して厳しいプレッシャーをかけます。

 海銃のミズキは、水中戦と銃撃に特化した戦士です。彼もまたナルシストで、自分の戦闘能力に対する誇りを持っています。水中でも地上でも、その銃技術と戦術は非常に高く評価されています。

 毒剣のユウキは、長剣を使いこなし、毒の魔法を駆使する戦士です。彼のナルシストな性格と毒剣の組み合わせは、敵にとって恐怖の対象です。彼の魔法と剣技は、戦場での圧倒的な威力を発揮します。

 双剣士のレンは、双剣を使用する親衛隊の隊長です。彼はネガティブな性格で、一番影が薄い存在ですが、実力は確かです。作中では一番のイケメン。レンの冷静な戦術と双剣の技術は部隊の中でも特に信頼されています。

 部隊の特長として、各メンバーが個性的であり、その特技や性格の違いが部隊内のダイナミクスに大きな影響を与えています。これにより、彼らは一見するとバラバラに見えながらも、緊密に連携し、森姫カイラの護衛任務を遂行しています。

 カイラ親衛隊はその個性ゆえに時折対立することもありますが、森姫カイラのために結束しており、その忠誠心と戦闘能力で数々の危機を乗り越えてきました。また、部隊内では独自の儀式や伝統があり、彼らの絆を深める要素となっています。


■アウレリウス

 アウレリウスは、魔界出身の強力な存在で、魔の九将マギス・ノナの一員として”光風魔将”として知られています。彼の筋骨隆々とした体躯は、彼の戦闘能力の高さを物語っており、その姿はまるで光を放つかのようです。黒い髪と緑色の瞳が特徴的で、威厳を持つ風格を漂わせています。

 彼の戦闘スタイルは二刀流で、戦闘中に見せる高速な動きと詠唱を許さない技術が彼の特技です。瞬時の判断力とスピードを駆使し、敵に対して隙を与えず、圧倒的な力で攻撃します。これにより、彼の戦術は非常に効率的であり、相手にとっては恐怖の対象となっています。

 趣味は異界の探索と焼き肉で、特に焼き肉が彼の好物です。生魚に対しては嫌悪感を示し、食べることは避けています。異界の探索では、未知の世界を冒険することで新たな知識や経験を得ることを楽しんでいます。

 戦闘哲学として、アウレリウスは瞬時の判断力とスピードを重視し、敵に詠唱の隙を与えない戦法を取ります。彼の戦術は、迅速かつ致命的な攻撃で相手を圧倒し、戦闘を有利に進めるためのものであり、その結果、彼は戦場での無敵の存在として君臨しています。

 アウレリウスは異界探索を通じて得た知識を戦闘に活かすこともあり、その経験が彼の戦術に深みを与えています。また、彼の戦闘スタイルは単なる力任せではなく、精密な計算と緻密な戦略が組み合わさったもので、彼の優れた頭脳が光ります。

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