炎焔の鎧

第１章 登場人物

■アクイラ

　アクイラは、19歳の若き戦士であり、"灼熱の拳"の異名を持つ。その名の通り、彼は火属性を帯びた拳や状況に合わせて炎の脚でも戦う徒手空拳の達人だ。彼の筋肉質な体型と、ショートヘアの黒髪、紫色の瞳が彼の特徴であり、無骨ながらも引き締まった容姿は戦士としての鍛錬の賜物である。アクイラは、ルナリスの傭兵ギルドに所属しており、中級傭兵（ランクエメラルド）の位にいる。

　彼の出身地はアスカリという地方で、そこでの厳しい環境が彼の野外活動の趣味と、戦士としての鋭い感覚を育んだ。戦闘スタイルは師匠である森姫カイラから学んだ格闘技術をベースにしており、炎を纏った拳と蹴りは彼の最大の武器となっている。また、応急処置が得意で仲間たちの安全を守る能力にも長けている。

　アクイラは、食事に関しては鶏肉を好む一方、甘いものは苦手としている。彼の仲間には、ルーナや師匠のカイラがいる。また地の聖女ベラトリックスは彼に好意を持っているようだ。

■ルーナ

　ルーナは、"幻想の巫女"と呼ばれる16歳の若き魔法使い。華やかな外見とともに、長い銀髪と澄んだ青い瞳を持ち、華奢な体つきながらも強い意志を秘めた少女だ。彼女の髪は美しいウェーブがかかっており、歩くたびに銀の光を帯びた髪が揺れる。出身地はルナリスの街とされているが、その詳細は不確かで、謎に包まれている。

　戦闘では魔法を主体とし、特に水属性の魔法に長けている。代表的な魔法として、水を自在に操り、水珠創造（スプリアクレクト）や、水を刃の形に変える水刃槍化（スプリカーグスペアフォルマ）があり、彼女はこれらの技術を駆使して敵と戦う。また、戦闘だけでなく、魔法治療のスキルも持ち、仲間の傷を癒す力を持っている。

　彼女の趣味は天体観測で、夜空を見上げ星々の動きを追いかけることが心の安らぎとなっている。甘いものが好物で、特にフルーツタルトを好むが、苦いものは苦手で口にすることを避けている。

　ルーナの最も大きな目的は、両親を殺した黒い鎧を纏った大男を見つけ出すことであり、彼女はその謎を解くために傭兵への道を歩むことにした。

■カイラ

　カイラは、"森姫"の異名を持つエルフ族の姫であり、エルフの森から出て傭兵として活躍している。彼女は、長い銀髪に美しいウェーブがかかり、蒼色の瞳を持つ優雅で凛とした容姿が特徴的。身分はエルフの姫でありながらも、戦士としての道を選び、現在は特級傭兵（ランクダイヤモンド）として知られている。彼女の戦闘スタイルは魔法を使わない独特なもので、蹴り技を主体とするが、実は何らかの特殊な魔法能力を秘めていると言われている。しかし、その詳細は未だ明かされていない。

　カイラの趣味は花見とダンスで、自然を愛するエルフとして、花の美しさに心を奪われ、踊りでその感動を表現することが好きだ。食べ物の好みとしては甘酸っぱい果物を特に好み、苦いものは苦手としている。彼女は、若き戦士アクイラの師匠であり、彼に格闘技を伝授し、彼を自らの愛弟子として大切に思っている。

　カイラは普段、エルフの親衛隊と共に行動するが、アクイラに会いに行くときは特別に一人で訪れることが多い。この親密な師弟関係が二人の絆を強くしている。

■リズ

　リズは、"ギルドの看板娘"として知られる22歳の若き伯爵令嬢であり、ルナリスの傭兵ギルドで職員として働いている。彼女は長い金髪と明るいエメラルドグリーンの瞳を持ち、その華奢な体つきが、彼女の高貴さと自然との調和を象徴している。髪は上部を後ろでまとめ、残りはカールやウェーブをつけたスタイルが特徴的で、彼女の優雅な美しさを引き立てている。

　職務においてリズは非常に有能で、ギルドの業務を効率的にこなすだけでなく、的確な情報収集能力も持っている。そのため、彼女はギルド内で欠かせない存在であり、彼女の指示や助言を頼る傭兵たちも多い。静かな時間を楽しむことが趣味で、特に読書に没頭するのが好きだ。

　彼女の好物はフルーツタルトで、甘酸っぱい果実の味を楽しんでいるが、苦いものは苦手としている。リズは、その穏やかな物腰とは裏腹に、多くの人々に影響力を持つ存在であり、ギルドの成長に欠かせない重要な役割を果たしている。

　また外交スキルや貴族としての礼儀作法にも精通しており公の場においても堂々とした振舞で周囲を魅了する。

■ベラトリックス

　ベラトリックスは、"地の聖女"と呼ばれる20歳の若き魔法使いであり、出身地はテミス聖王国。彼女は美しい黒髪と緑色の瞳を持ち、そのストレートヘアは顔にかかる程度に長く、優雅さと落ち着きを兼ね備えている。戦闘スタイルは槍を扱い、地属性の力を駆使して敵と戦う。地属性の魔法を基にした植物の育成魔法や、仲間を守る聖なる力も持ち合わせており、その能力で多くの人々から信頼されている。

　ベラトリックスの趣味にはガーデニングや薬草栽培があり、自然と触れ合う時間を大切にしている。彼女は地属性の魔法を駆使して植物を育てることに情熱を注いでおり、これが彼女の目標でもある。彼女はアクイラたちに対して強い恩義を感じており、心から慕っている。

　地の妖精との深い絆を結んでおり、その精霊たちと共に地の力をより高める努力を続けている。

■エリス・サジタリ

　エリスは、"華の射手"として知られる17歳の狩人で、サジタリ男爵家の令嬢である。彼女の出身地はサジタリ男爵領エアリア村で、活動的な印象を与える容姿が特徴。髪は後ろで高くまとめたポニーテールにし、自然なウェーブをつけている。瞳の色は新緑色で、若々しさと活力を感じさせる。

　戦闘スタイルは銃を駆使し、特に魔弾装填（マグスロード）に優れている。エリスはその卓越した命中精度と戦術で戦場において目覚ましい活躍を見せており、狩人としてのスキルを存分に発揮している。

　趣味にはアウトドア活動と工芸があり、自然の中で過ごすことや手作りのアイテムを作ることが好きだ。好物はハンバーグで、辛いものは苦手としている。

　エリスはリーシャとコンビで活動しており、その連携は非常にスムーズである。初対面からアクイラのかっこよさに惹かれているものの、垣間見える変態性に戸惑っている。

　エリスは優れた戦略家であり、戦闘の際には周囲の状況を的確に分析して最善の行動を選ぶ能力を持っている。また、彼女は動物とのコミュニケーション能力を持ち、狩りの際に動物たちと連携して行動することができる。

■シルヴィア

　シルヴィアは、"銀鉾"という異名を持つ27歳の魔法使いで、毒属性の魔法を得意とする。その優美な容姿は青い髪と銀色の瞳が特徴で、髪はロングヘアでストレートにスタイリングし、毛先には軽いレイヤーが施されている。彼女の存在感は、洗練された美しさと知性を兼ね備えており、見る者を魅了する。

　職業としては、魔法使いとして活動しており、戦闘スタイルは主に魔法を駆使する。主に毒属性の魔法を用いた攻撃は非常に効果的で、その戦術は周囲に恐れられている。シルヴィアの趣味には魔法の研究や暗号解読、そして知識を深めることが含まれており、高度な暗号解読技術に長けている。これにより、複雑な情報の解読や秘密の解析を得意としている。

　彼女の好物はフルーツゼリーなどの軽やかで爽やかなデザートで、脂っこいものや重い食事は好まない。食事に対してもそのこだわりが感じられる。

　アクイラとの関係については、彼女はアクイラを聖女様の想い人程度にしか見ておらず、あまり興味を示していない。彼女は自身の研究や魔法に集中しており、アクイラの存在に対しては冷淡な態度を見せることが多い。

　シルヴィアは古代の魔法文献を多く持っており、これらを駆使して研究を行っている。また、彼女は毒の魔法結界を張る能力があり、これを用いて自分や仲間を守る技術を持っている。

■ネレイド

　ネレイドは、"波濤の影忍"という通称を持つ22歳の忍者で、出身地はネルヴァという隠れ里である。彼女の容姿はしなやかな体つきで、青い髪と海色の瞳が特徴的だ。髪型は青のショートボブで、前髪は少し長めにスタイリングされており、忍者としての冷静さと優雅さを漂わせている。

　職業としては忍者を務め、戦闘スタイルはかぎ爪を使用することに特化している。水属性の力を駆使し、その能力を巧みに使いこなすことで、戦場や任務での適応力を発揮している。趣味には水泳や彫刻があり、特に彫り物作りにも優れた才能を持っている。新鮮なシーフードが好物であり、油っこいものや重い食事は苦手としている。

　ネレイドはアクイラを顔見知り程度には認識している。

　ネレイドは隠密行動において極めて高いスキルを持ち、目立たずに目標を達成する能力に長けている。

■リーシャ

　リーシャは、"突撃のリーシャ"という通称を持つ25歳の騎士で、出身地はリヴァルディア公国である。彼女の容姿は金色の髪と緑色の瞳が特徴で、髪型はストレートに整えられており、毛先に軽いカールはなく、サイドや前髪に軽いレイヤーが施されている。彼女の外見は、精悍さと戦士としての威厳を感じさせる。

　職業として騎士を務め、戦闘スタイルは槍を使用することで知られる。卓越した技術で戦場を駆け回り、その技術の高さは敵にも尊敬されるほどである。主な魔術には迅足化（シュプリータス）を使用し、素早い動きを得意としている。これにより、戦闘中の機動力を最大限に活かし、敵の隙を突くことができる。

　趣味には旅行や製薬、薬草や薬の調合があり、これらの趣味に対して強い情熱を持っている。好物はチーズであり、甘いものは苦手としている。

　人間関係については、エリスとコンビを組んで活動しており、互いに強力なパートナーシップを築いている。アクイラについては「しょうもない男」と思いつつも、彼の能力や信頼性を高く評価しており、信頼している。

　リーシャはリヴァルディア公国騎士団の特訓プログラムの指導を受けており、戦術や技術を学んだ。また、彼女は特定の薬草に対する深い知識を持っており、その知識を活かして独自の治療薬を調合する能力がある。

■ヴァルガス

　ヴァルガスは、魔界出身の魔族であり、魔王軍の重要な役割を担う「魔の九将（マギス・ノナ）」の一人である。彼の通称は”雷闇魔将”で、筋肉質でがっしりとした体格を持つ。その姿は戦闘に特化した強靭さと威厳を放っている。

　髪は漆黒で、瞳は鮮やかな金色に輝く。戦闘スタイルは雷属性を駆使し、その力を武器にして戦うことに特化している。雷のエネルギーを巧みに操り、敵を一撃で圧倒する力を持っている。また、特技として敵の抵抗を無力化し、屈服させる能力を持ち、その威力は圧倒的である。

　趣味には戦闘があり、戦いそのものを楽しむ一面を持っている。好物はデーモンフライ（魔界の生物を揚げたもの）で、逆にナマモノは苦手としている。

　ヴァルガスは雷属性の魔法を使った攻撃の際に、雷霆をまとった特別な武器を使用することがある。また、彼は部下や軍の士気を高めるために、戦闘の指導や訓練にも積極的に関わっており、魔王軍の戦力強化に貢献している。

■レア

　レアは、ルナリス出身の35歳で、ギルドマスターとして知られる”女傑”である。彼女はその華奢な体つきに、黒髪と灰色の瞳が特徴で、髪型は半分を上でまとめ、上品な装飾やヘアアクセサリーを加えつつ自然なウェーブを残している。

　レアの職業はギルドマスターであり、彼女の特技は光属性の魔法を操ること。戦闘スタイルは、杖から放たれる光の力を用いて仲間を守りながら敵を撃退することに長けている。彼女は知的で優雅な性格であり、頼れるリーダーとして多くの人々から尊敬されている。

　趣味には料理があり、特に美味しい料理を仲間たちに振る舞うことが好きである。好物はフルーツタルトで、逆に苦いものは苦手としている。家族には夫と娘がいる。

　レアはギルド内での戦略的なアドバイスや問題解決においても高い能力を持ち、その知識と経験を生かしてギルドの成長を支えている。また、彼女はリーダーシップだけでなく、チームの士気を高めるための様々な活動にも取り組んでおり、ギルドの心強い支柱となっている。元、特級傭兵（ランクダイヤモンド）。

■イグニス

　イグニスは、イグナロ出身の21歳で、通称”鋼腕”と呼ばれる戦士です。彼は筋肉質でがっしりとした体格を持ち、赤い髪と金色の瞳が特徴です。性別は男性で、その容姿からは力強さが伝わってきます。

職業は戦士であり、特技として素手戦闘を得意とし、地属性の拳を用いた強力な攻撃を行います。戦闘においてはその圧倒的な力を活かし、前線で活躍しています。

　趣味には釣りがあり、休日には川や湖で静かに過ごすのを好みます。また、武道修行にも余念がなく、自らの技術を磨くことに情熱を注いでいます。好物はステーキで、栄養価の高い食事を好んでいます。一方で、甘いものは苦手です。

　イグニスは仲間からの信頼が厚く、戦闘中にはその強さと共に冷静な判断力を発揮している。また、コミュニケーション能力も高く、仲間たちとの連携を大切にしているため、チームの士気を高める役割も果たしている。

■ヴァルカン

　ヴァルカンは、出身地がヴァルティアで23歳の男性です。通称”火炎剣士”として知られる彼は、中肉中背の体つきと褐色の肌、茶色の髪、灰色の瞳を持ちます。剣士としての職業を持ち、火属性の剣を駆使して戦うことに長けています。

　特技には火属性の剣を用いた戦闘に加え、料理と社交ダンスも含まれます。料理では特にピザ作りを得意としており、様々な具材をトッピングしたピザが好物です。社交ダンスも趣味の一つで、優雅な動きとリズム感を活かして舞踏を楽しんでいます。一方で、苦いものは好まないとしています。

　ヴァルカンは戦場でも社交の場でも人々を惹きつける魅力を持ち、リーダーシップを発揮することが多い。また、仲間たちとの信頼関係を大切にし、チームの士気を高めるために積極的にサポートを行っています。彼の中では…………

■ゼファー

　ゼファーは、出身地が不明だが貴族で22歳の男性。通称”風刃の騎士”として広く知られています。高身長でスリムな体型を持ち、青い瞳と短い黒髪が特徴的です。職業は騎士で、戦闘ではハルバートを巧みに操り、風属性の力を駆使して戦います。

　趣味として音楽鑑賞を楽しんでおり、特にクラシックや民族音楽を好みます。また、料理にも才能を発揮し、特にサラダ作りが評判です。好物は新鮮な野菜やハーブを使ったサラダで、甘いものはあまり好みません。

　ゼファーは所属していた騎士団内での戦術的な指導力が高く評価されており、特に風属性の魔法を活用した巧妙な戦術で知られています。また、リーダーシップの資質を持ち、後輩騎士たちの教育にも力を入れていた。