第12話 決心
歯を磨くと言って逃げ出したものの洗面所は寮の部屋の中、とかく今はりなりーに背を向けることが最優先なのだが……洗面台には当然のことながら鏡があり、鏡越しにりなりーの全裸が見えてしまう。無心、いったん無心になるのだ……。入念に歯を磨いていると、
「やっぱりなも磨く~」
そう言ってりなりーも歯ブラシを取りに来た。りなりーが歯を磨いていると、右腕の二の腕と肘のあたありにおっぱいがでっぷりと乗っかって、それがまた目の毒で……えっちすぎる。
さらに心臓に悪いのが、少し口の緩いりなりー、口の端から歯磨き粉で白く濁った唾が垂れている。無自覚だろうけど、その絵面がえっちすぎる。りなりーの口にバナナとか魚肉ソーセージとか千歳飴とかつっこんでねぶらせたい……。あとバランスボールに座らせてぽよんぽよんして欲しい……。りなりーのちょっと健全なエロビデオ欲しいな。私専用のやつが欲しい。
「ぶくぶく……っぺ」
二人そろって歯磨きを終え、えっちな雰囲気は雲散霧消する……はずもなく。
「ねぇかじゅ、ディープキスってどんな感じ? 教えて?」
「お、教えてもなにも……したことないもん」
「じゃあ、しよ?」
小首をかしげてアピールするりなりーがえっちすぎて、汗じゃないものが下着に滲んだ気がした。
りなりーにベッドで仰向けになってもらい、私が覆いかぶさる。今更ながら皴になるからと制服は脱いでしまった。下着姿の私と全裸のりなりー、もう仲良しのスキンシップなんて言い訳は通用しない。
「少し口を開けて。うん……じゃあ、するよ」
りなりーの可愛い口に、私の舌を突き入れる。
「「んちゅ……じゅぶ、じゅぶぅ」」
りなりーが私の頭を掴んで離さない。拙くて荒っぽいキスなのに、水音が頭蓋に響く。
舌べらを絡ませながら、りなりーのおっぱいに指を沈める。手のひらに、りなりーの蕾がつんと自己主張を始めた。
「はぁ……んぁ……」
銀の糸が私とりなりーを繋ぐ。自分には関係ないと思っていたシチュエーションに、今まさしく身を置いていることを改めて認識させられた。お互いに歯を磨いたこともあって、キスの味はすごくさっぱりしたものだったけど、行為そのものはさっぱりなんて言えるわけもなく、二人とも息が上がってしまった。
りなりーの肺活量がすごくて、全部持っていかれちゃうかと思った。
「すごい……あたま、ふわふわになっちゃうね。もっと、もっとして?」
蕩けた眼差しに上気した両頬、少し荒い息。ドロッと出てきたのは愛か欲か。
キャミもブラもパンツも全部脱いで全裸になる。もう、セックスだ。これはセックス。りなりーが果てる姿を私は見たい。タチとかネコとかどうでもいい。
「じゃあ、こことか気持ちよくなれるよ」
そう言って私はりなりーの花蕾を口に含んだ。右側に舌を這わせ、左側指で摘まんではじく。
「かじゅ、あかちゃんみたい。んぅ……あ、あぁ!」
咄嗟に両手で口を覆うりなりー。不意にみせるその恥じらいに、私の熱は高まるばかりで。
「声、我慢しないでいいから。れろ……んちゅ、じゅぶ……」
舐めて、吸って、揉んで、ひっかいて、それを左右逆にした時、気付いてしまった。
左手でりなりーのおっぱいを弄るなら、右手は……?
「ん、あ……はぁ、っくぅ……」
ぐっしょりと濡れた自らのスリットに指を突き立てる。
「んぁ……きもち、いい……かじゅ、かじゅ、ふわっとしちゃうよぉ!!」
「いいよ、がまん、しないで、いいよ!」
りなりーの背中が少しだけ浮く、私も達してそのままりなりーのおっぱいに顔を埋めた。これまでのセルフプレジャーが霞むくらい、深い絶頂に私は意識を手放してしまった。
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