第24話 裁断の壁に到着
7日後~
ア「...やっと町が見えた」
カ「ほんと、いつも通りへばっているな」
ム「まあ、何もないところを1週間ほどあるかさせられるのは楽しくはないしな」
カ「そんなつまらない1週間じゃなかっただろ。ジャイアントオーガの群れを見つけたり、珍しいものだったら、白梟
ア「ジャイアントオーガに関しては捕まったら死の鬼ごっこだし、白梟なんて、なぜかこっちのことを追っかけてきて、夜ずっと照らしていてまぶしくて全然寝れなかったしで」
カ「いやー商売に縁起の良い白梟に追っかけられるとか、普通はやばいことなのに」
ア「...私は商売はしない」
しないな。でも国の取引としては縁起が良いぞ?
と心でいい
ア「...入れた。裁断の壁だ」
カ「お疲れ様。今日は早いうちに寝るか」
二人でそんなことを話していたら
ア「...あれムニサツは?」
カ「ん?」
あたりを見渡すとムニサツがいなかった。
周りを見渡しているとざわざわしていた。
男1「おい、あっちに何やらあっちにす凄腕の冒険者がいるらしいぜ」
男2「そんな凄腕がなんだっていうんだ」
男1「さらになにやらすげえ美女らしい...って!おい、お前先に行くなよ」
二人組の解説員の男も言ってしまった。
カ「なにやら凄腕の美女冒険者がいるらしいぞ」
ア「...なにそれ」
カ「あっち見ればわかるんじゃね」
私が人混みのほうを指さすと
ア「...あっムニサツだ」
カ「まあ今日はアサツも疲れているし、ムニサツとも別れれるし宿に行くか」
ア「...うん」
カ「どうせなら高い宿に泊まるか」
というわけで、ここ一番の宿に入った。
ホテルのスタッフ「こんにちは、ご宿泊ですか?」
カ「ああ、二人だ。二部屋で頼む」
ホ「了解いたしました。何泊ほどなさりますか?」
カ「いつまでいる?」
ア「...そこまで長居するつもりはないけど、今は少し多めに休みたい...」
カ「じゃあテキトウでいいか。じゃあはい」
私は袋に詰まった金貨を渡した。
ホ「えっと」
カ「それで2週間は住めるだろ?」
ホ「いえ、もっと住めますが」
カ「そうなの?まあとりあえずはそれで居れるだけ頼む。ここを出るときには一言言ってから出るから釣りはいらんよ」
ホ「そうですか。大胆な方ですね」
カ「面倒なだけだよ」
それに金持ちアピールで自慢しただけだし。
ホ「それでは...」
手続きを進めて
カ「ほらよ、鍵」
ア「...どーも」
私たちは自分の部屋に着くと
カ「この後、どうする?」
ア「...悪いけど、今日は寝さして」
カ「夜どうする?」
ア「...各自で」
カ「金は?」
ア「...ある」
カ「じゃまた明日」
最低限の会話だけしてアサツは部屋に私は荷物を置いて、町へ向かった。
カ「こうやって一人で裁断の壁に来るのは久々だな」
ここには昔も最近の外交やらで色々と来ていたが...あの時は全然楽しめなかったもんな。
カ「そりゃ観光じゃないとはいえ、まじで集まるための場所だけに利用していたな。こんなにも色々とあるのに」
人間と魔族の割合のバランスが一番均等な場所。そのため様々な文化に対応されているためその辺の王国ぐらいよりも充実していたりする。
カ「さーてどこから見ていくか。っと!」
私は周りを見ていると、知った顔を見た。
1?「正直、ほとんどすることがないな」
2?「そうはおっしゃらないでください。視察も大事な仕事の一つですから」
あそこの眼鏡をかけていかに真面目な黒髪の男はルンゼット・ゴウス。
その隣の真面目っぽい黒髪の女はクワァート・ダラハ。
この二人は裁断の壁を管理している一番とその秘書だ
カ「まったく、なんであいつらと視察が被るんだ。まあばれねえからいいだろうけど」
するとクワァートがこけた。あいつは真面目っぽい振りをしたポンコツだ。
ル「まったく、大丈夫か。ほら」
ルンゼットが手を貸した。
ク「申し訳ございません。しかしルンゼット様。わかりますか?」
ル「ああ、わかるぞ」
二人はなんかに意気投合して、
ク、ル「「魔王様の気配がする!」」
カ「な!?」
そんあ突然と事わを言われてしまい、声を出してしまう。声を出してしまったせいか二人に見られてしまう。
ル「やあ爺さん。今、私たちの声が聞こえたかな?」
ルンゼットが笑いながら話しかけてくるが、目は笑っていない。
カ「いやあ、盗み聞きは申し訳ありません。しかしそんな不可思議なことを言われてしまって、びっくりしまして」
ク「いいですか、魔王様は不可能を可能にする男です。私たちは生きていると信じています」
ル「そうだ。しかし魔王様関連のことを知っていそうだったから話しかけたが、無駄だったか」
ク「まあもとよりそこら辺の人なんてあてになりませんよ」
ル「それもそうだな。魔王様が戻ってくるときに最高の状態で出迎えよう」
ク「そうですね」
そして二人は笑いながら、どこかへ行った。
あいつらってあんなにやばい奴なのか。
カ「気を取り直してって思ったが、もうこんな時間か」
そこそこ暗くなっていて、もう夜を迎えようとしていた。
カ「夕飯食べておわりでいいか。観光はアサツと周ればいいな」
というわけでここ一番の高級店に来た。私もアサツと考え方は変わらんな。
店に入り席に着いた。なかなかの景色だ。意外にも人は少ない。人が少ないのも嫌いではないからいいけどな
カ「悪くない景色だな」
?「そうですね。ここの景色を見ながら食事をするのは素晴らしいですよ」
私の独り言に話しかけてきたのは、昼に見た美女の異世界人だった。
?「初めまして。私の名前はココロよ」
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