002 月夜と書いてルナ誕生 (2)異世界での名前
ボクは6つのスキルを手に入れた。
シクペリア 神々を作った
「キミと呼ぶのも
異世界転移後の名前を決めようか?
キミのネコ耳男の娘のコスプレはオリジナルだな。
その名前にしよう。
なんという名前だ?」
ボク
「ルナです。」
シクペリア
「ああ、
転移先での
ルナでも通じるが
というわけで、ルナという名前を
ボク ルナ
「わかりました。
ということは、言葉の心配はいりませんね。」
シクペリア
「特別サービスとして、あと3言語を習得できる用意をしておく。
ただし、愛してくれる女性があらわれて必要を感じたときに発動させることにする。
一度に多くの情報をあたえても、右の耳から左の耳で覚えきれないからな。」
ルナ
「助かります。
シクペリア
「ルナが前に住んでいたワンルームを再現した部屋を用意しよう。
有名なライトノベルやマンガを真似した感じがするが、インターネット回線や電気ガス水道も使えるから喜んでくれ。」
ルナ
「
シクペリア様は、どんなライトノベルに出てくる神様よりも強く、夢みたいな御力をお持ちなのですね。」
シクペリア
「そうであろう。 そうであろう。
ライトノベルの神様とちがって、ライトノベルを読み込んでいるからな。」
この神様は素直で仲良くなれそうな気がする。
ルナは、うれしくなった。
ルナ
「そのワンルームは持ち運びできますか?」
シクペリア
「できるが落として無くすと困るだろう。
そうだ、こうしよう。
有名なマンガの真似になるところがイヤだが、ドア1枚だけ出して、異次元に部屋を作ろう。
そうすれば、持ち歩けることになるし、落として無くす心配も無くなる。
どうだろう!」
ルナ
「素晴らしいです。 シクペリア様。
名案です。 天才です。 神様です。」
シクペリア
「長年神様を経験すると知恵もついてくるものさ。」
神様は、とても良い顔をして達成感を感じていた。
ルナ
「シクペリア様なら、もしかして、わたしが長年ほしいと思ってあきらめていた仲間や彼女と出会えるように導いてくださることも出来ますか?」
シクペリア
「つまり、ルナを好きになってくれる仲間が欲しいということか?
うーん。」
ルナ
「無理ですよね。 すみません。」
シクペリア
「いや、できるよ。
ただし、3人までだな。」
ルナ
「合計3人もですか?
すごい、テニスのダブルスを楽しめるし、ファミリーレストランに行っても、4人席に案内してもらえますね。」
シクペリア
「ただし、3人とも女性だぞ。
男性は入らない。
ルナと仲良くできそうな男性のデータが見当たらないんだ。
すべての男性にとって、ルナは邪魔者に見えるようだ。」
ルナ
「そうですか? 男性の友人は、あきらめます。
でも、3人とも女性だったら、ボクが仲間外れにされませんか?
または、3人がボクを取り合ってケンカになりませんか?」
シクペリア
「ああ、男性についてはすまない。あきらめてくれ。
わたしが用意する3人の女性については、ルナを仲間外れにしない。
安心していい。
そして、ケンカもしない。 仲良くルナを助けてくれる。
ただし、その分の欠点が生まれてしまう。」
ルナ
「ああ、つまり、見た目が並以下なのですね。」
シクペリア
「いいや、とても美しい
ルナ
「じゃあ、精神的に問題があるとかですか?
性格が悪いとか?」
シクペリア
「いいや、裏表もないし、気立ても良い。
しかも、真面目だから、人を落とし入れるウソや作り話をしない。
真面目で信頼できる人柄だ。」
ルナ
「じゃあ、
シクペリア
「いいや、ついでに、精神的にも安定している。
酒もたばこもやらない。
ただ、なあ。 この欠点は
ルナ
「じゃあ、高齢で出産できないから、子どもはあきらめろということですか?」
シクペリア
「いいや、そうではない。
いいか、ルナ、気を落ち着けて聞いてくれ。
実はな、家事が全くできない。
皿洗い、
ルナ
「やります、 家事をやります。 大丈夫です。」
シクペリア
「そうなのか? じゃあ、大丈夫だな。
それぞれ自立しているから、ルナが稼ぐ必要は無いが、家事は全部担当することになるぞ。」
ルナ
「その代わり、ボクを好きになって仲良くなってくれるのですよね。」
シクペリア
「ルナのことを好きすぎて二度と放してもらえないが、大丈夫か?」
ルナ
「そんなに愛してもらえるなんて、夢みたいです。」
シクペリア
「そうか、なら、問題なさそうだな。」
ボクの異世界転移は、
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