【完結】仲間の美女3人と万能で最強のちからを手に入れました。神様にボクの「異世界アイデア」を採用された対価です。

サアロフィア

第1章 主人公 ルナ

001 月夜と書いてルナ誕生 (1)神様との出会い

?????

「もしもし、そろそろ目覚めてくれないか?

 さあ、起きてくれ!」


ボク

「ここは、どこですか?

 ボクは確か、震度しんど5か6の地震じしんしつぶされて・・・」


?????

「その通りだ。 よろこびたまえ!

 あなたを異世界転移者に選ぶことにした。

 いま流行の魔法が使える異世界に招待しょうたいする。」


ボク

「わあい、うれしいな。

 あなたは神様ですか?」


 ボクは気が動転どうてんしていたが、神様らしい赤い長髪の美形青年をうやまうことにした。

 神様は気分を良くした様子で、ボクはホッとした。


?????

「あなたはなんて物分かりが良いんだろう。

 ついに当たりを引くことができた。


 わたし名前は、シクペリアだ。


 あなたたちが言う神様は16名いる。

 そして、無神論者向むしんろんしゃむけのオマカセダを足すと17名の神たちがいる。

 まだ、ほとんどが空席だが他の神々については選考中せんこうちゅうだ。


 長くなったな、


 つまり、わたしは、17名の神々を作った創造神そうぞうしんという一番いちばんえら存在そんざいだ。」


ボク

「そのような雲の上の宇宙の上のえらい御方に選んでいただけるなんて、恐悦至極きょうえつしごくぞんじます。

 また、ご尊顔そんがんえいはいたてまつり、こころから感謝かんしゃいたします。」


シクペリア

「うむうむ、礼儀正れいぎただししく謙虚けんきょ精神せいしん天晴あっぱれである。

 めてつかわす。」


ボク

「ハハー」


 ボクは、深くお辞儀じぎをして、頭を下げた。


シクペリア 神々を作った創造神そうぞうしん

「あなたのように気分が良いひとは初めて出会ったぞ。

 あなたのことは親愛しんあいじょうめて、キミとばせてくれ。」


ボク

したしくせっしていただき、うれしいです。

 シクペリア様。」


シクペリア

「1つだけキミの認識にんしきに間違いがあるから訂正ていせいしておこう。

 キミが住んでいた星は、チータマルム星というのだが、太陽系、銀河系、宇宙、大宇宙と広がっていくと学習しただろう。」


ボク

「おっしゃる通りです。」


シクペリア

「その大宇宙がわたし、シクペリアだ。

 他にも人が住める星があるんだが、たとえば、シクペリア オリガスト星系 カセイダード星がある。」


ボク

「カセイダード星ですか?

 どのように書きますか?」


シクペリア

加勢打悪怒かせいだあど

 怒りで悪を打つ者に加勢するという意味だ。」


ボク

「さようでございますか。」


 だめだ。 話が長くて、退屈たいくつになってきた。

 でも、ご機嫌きげんをとって、異世界転生特典いせかいてんせいとくてんをもらって、無双むそうしたいから我慢がまんしよう。


シクペリア

「そうそう。 異世界転生特典をわたす話をしようか?

 6つのスキルまたは呪文じゅもんを使えるようにする用意がある。

 希望はあるか?」


 ボクは希望するスキルまたは呪文じゅもんについて、説明した。


シクペリア

「ふむふむ、非常ひじょう興味深きょうみぶかくて面白おもしろいな。


 今まで相手にした異世界転移希望者は「有名ゲームの呪文」や「出版済み小説の聖女や勇者のスキル」ばかりで、つまらなかった。

 わたしはすでに多くのライトノベルを読みつくしているから、興味きょうみを引かなかったんだ。


 それに比べて、キミのアイデアは面白い。」


ボク

「うれしいです。

 理解してくれる読者に会えなくて、さみしかったんです。」


シクペリア

「そうかそうか、よろこんでくれてうれしいぞ。

 まあ、わたしくらいのかしこさがないとキミの素晴らしさは分からないのだろうな。

 ライトノベルを投稿するサイト「小説家になりたい」の人気作も似たり寄ったりで、ほとんど同じだった。」


ボク

「読者は、そういう様式美ようしきびもとめていますからね。」


シクペリア

「特殊な能力を持って無双むそうしたいという気持ちは分かるが、オリジナリティは大事だいじだぞ。」


ボク

「おっしゃる通りです。」


シクペリア

「まず、キミの希望のスキルというか呪文じゅもんかな?は、採用さいようだ。

 くわしい仕様しよう、つまり、効果こうかについては、キミが書き足してくれ。

 あとで、入力デバイス、ノートパソコンを使ってもらおう。」


 やったー! 異世界転生特典をゲットできる言質げんちをもらったぞ。

 ボクが希望した6つのスキルというか呪文じゅもんが、ボクのこころきざまれた手ごたえがあった。


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