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「はぁ………………眠」


とここでラノベとかでは親友ポジのキャラが出てきて なぁに。眠そうにしてんだよ?凪?

とか言うのかも知れないけど残念ながらそんな者はいない。あ、あと幼馴染みもいない。

教室に入ってすぐに机に顔を伏せる凪の周りには誰もいない。つまりいわば空気。空気のような存在。それが凪。


「てか聞いた?転校生くるらしいぜ?」


「え?このクラスに?」


「男子?女子?どっち?」


「え~女子がいいな~!」


「男子のイケメン来ないかな~!」


「まぁまぁそんな期待したら不細工だった時の残念感ハンパないから期待すんなって。」


失礼この上無しだな。カースト上位は。


キーンコーンカーンコーン。


ホームルームが始まる。また1日誰とも喋らずぼーっと過ごすそんな日が始まる。

そう言えばアイツはどうしたんだろう?

朝御飯だけ用意して用事があるとか書き置き置いてどっか行ったな。まぁ。そのまま帰ってこなくてもいいんだけど。


「皆も知っての通り今日から新しい仲間が入る。入ってきなさい。」


「はい!」


女子?いや、それよりも何か聞き覚えがあって…………




「夕凪 レイナです!よろしくお願いします!」


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