BOMB

「夕凪 レイナ?めちゃくちゃ可愛い!」

「え、ハーフ?」

「え?めっちゃスタイルいい!モデルとかやってるの?」

「彼氏!彼氏はいますか!」


「一斉に騒ぐな!静かにしろ!」


担任が野次馬達を退けるが。

ちらっと見たその顔はあのレイナ。吸血鬼のレイナそのものだった。


(あのバカ………何しにきたんだよ?)


「え~自己紹介してくれるかな?」


「あ、はい!私 夕凪 レイナといいます。皆さんと仲良く出来たらと思うので3個ほど質問に答えたいと思います。」


質問に答える、その言葉に男女入り雑じって全員が手をあげる。


「あ、じゃあ貴方。」


「あ、オレっすか?何処住みですか?」


「あ~、家ですね。実は私はルームシェアみたいな感じで住んでいてそのルームシェアの人もこのクラスにいるんです。」


「「「え~!!」」」


(あのバカ………あといらないことを………)



「じゃあ次の質問は………じゃあ貴女」


「私?え~とそのルームシェアの人とは」


(広げるな。話を!)


「恋人関係とかなんですか?」


「恋人関係………とはちょっと違いますね。私の主人みたいな感じですかね?」


「主人?」


(おい。マジでいい加減にしろよ?ヤバイ匂いするから今のうちに屋上にでも避難しよ。)



「じゃあ最後の質問………では貴女。」


「ズバリ!その人は誰ですか!」


「誰ですか…………それはプライベートな話になるけど…………答えます。

その人はナギ!あそこの凪くんです!」

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