Newday
「では主人としてナギが決まった訳で……」
「裁判でもしようかな。日本の法律で吸血鬼って逮捕できるのかな」
「な、何………凄いこと考えてるの……もう決まったじゃん。私たちは一心同体血を舐めあったパートナーじゃん?」
「舐めたのはお前だけだ。」
「まぁまぁ、舐めちゃったものは仕方ない!もう諦めて……」
「あ~、諦めてるよ。諦めてる。腹立つ感情を作らないようにしてる。」
「省エネ…………」
「だけどムカつきはしてる。騙したことに関して。」
「ご、ごめんね?」
「謝って済むなら警察はいらないんだよ。なぁ、警察さんよぉ?」
「…………人生の瀬戸際でしたので………」
「吸血鬼に人生とかないだろ。」
「とりあえず………血は舐めたらそれで充分なんだろ?だったら俺はこういう風に横になって寝てるから舐めたらさっさと1人で退治に行けよ?」
「あ~、それがね………」
「あ?」
「実は主人となった人間は私と共に行動するのが決定事項で………行動しなくても周りから吸血鬼の匂いがすると思われて同じ吸血鬼持ちに悟られてバレちゃうんだよね………」
「はぁ?」
「だ、だから………ナギは私と共にこの街の平和を守るため日々働………」
「ニートには難しいなぁーーー」
「な、ナギ…………」
「何それ?チョーめんどくせー!」
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