schoolday

「ナギ!起きて!」


「何なんだよ。寝させろよ。」


「今から私は怒ります。」


「あっそ。じゃあ寝ながら聞くわ。」


「張本人はしっかり聞いて!いい?高校生活は一度しかないんだよ?それなのにそんなめんどくさいから予定だけ決めて行くなんて!あり得ないよ!」


「関係ないだろ。てかウチに来る?とは言ったけど朝からいろとは言ってないぞ?」


「う、」


「早く主人探しに出てこいよ。それか自分の家に帰れ………」


「自分の家無いの………」


「は?」


「確かに食料とかの支給はあるんだけど住居の支給はなくて………だからもう少しここに………」


「早くでてけ。」


「そんなこと言わないで………」


「オレの予定にケチつけたよな?なんか説教するとか言ってたよな?」


「……はい。」


「よく言えたな。その立場で。」


「………でも………高校は………」


「まだ言う?早く荷物まとめて、いやまとめるモノもないだろ?さっさと帰」


「ごめんなさい!お願いします!主人見つかるまでここにいさせてください!」


二度目の土下座。

もうコイツにプライドはないのか?

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