登場人物紹介 


【ニル】

 "悠久の魔法使い"と呼ばれる伝説の魔法使い。"庭園"と呼ばれる魔法結界の中で、数人の生徒を受け入れ、自分の知識を授け続けている。年齢不詳。詳細不明。


【サーシア・ブロシュ】

 一番新しく"庭園"にやって来た魔法使いの少女。

 2年前、魔法の才能に突然目覚め、また魔素を視認できる眼という稀有な才能からアカデミーに急遽入学するも、居心地の悪い学生生活だった様子。

 基本的に、魔法使いらしくない楽天家で細かい事を気にしない性格。声がでかい。

 名前の読み方は、サーシャに近い。


【ハインリヒ・ネテリハイム(ハイネ)】

 サーシアより数ヶ月早く"庭園"にやって来ていた少年。北方の貴族の出身で、礼儀正しく真面目。母親の専門であった魔法薬学を主に学んでいる。

 ヒルダという家族がおり、何やら問題を抱えているようだが…?


【エルシリマ・カノ(エルマ)】

 魔素溜まりに近い地域出身の少女。

 魔法陣研究を第一にしており、攻撃魔法狂いと揶揄されるが、故郷を守りたい想いが強いだけ…でもないかもしれない。

 優秀な父の遺伝子を受け継いだ魔法使いで、将来も期待されていたが、アカデミーを退学し"庭園"に来ている。

 アカデミーについては「家柄とか地位とかつまらないこと考えている奴ばっかり」とあまり良い印象はない模様。


【グレイグ・ストークス】 

 大陸では有名なストークス商会の次男。魔法の能力は中の上程度だが、幼い頃から一度読んだ文字・数字は忘れない能力がある。

 よって、アカデミーでは座学1位の座を譲った事は無い。

 実家では帳簿や書類を持ち出さなくても良くて便利とこき使われていた。

 ただただ本が好きなだけで何もかもこなしてきた人。


【タウフィーク・アル=イマーム】

 愛称はタオ。"庭園"に来るまで、家族以外に呼ばれたことは無かった。

エルマとグレイグより約半年後に"庭園"に来ている。

 遠い南方の地域出身で、グレイグ曰く「絶対、貴い感じの家柄」とのこと。とにかく所作の品が良いらしい。

 魔法の研鑽以外に理由があって"庭園"に来ているが、その事は誰にも話していない。


【ユースティス】

 名字が無いのは孤児である為。幼い時から魔法の才を見出し、すぐにアカデミーへと入学する。

 とんでもない天才が現れたと周りは歓喜するも、その才能と掴みどころのない性格から誰もが持て余していたところ、珍しくニルがスカウトして"庭園"にやって来た。

 "魔王"に興味を持っている様子。


【校長】

 ニルが親しげに連絡を取っていた人物。

 校長と呼ばれるのは不本意らしい。

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