第4話

 俺と瑠香はお遊びの関係から恋人になってから二週間。


(いつからお遊びだったっけ笑?)


 その間死ぬほどエッチしまくっていた。

 そのおかげか、俺は連続で射精する回数が四回までに増えた。

 調子がいいときだけど。

 以前は二発が限界だったのに比べれば、だいぶ進化したもんだろう。

 一方、瑠香はどうか?

 言うまでもないが、あいつは根本的な性欲がバケモンだ。


 『あと十回はしたいな♡』


 平然とそんなことを言ってくるんだ、あいつは。

 まあそんな瑠香に触発されて、俺の性欲も増強できたのだから、結果オーライだ。

 今日も瑠香をぐっちゃぐちゃにしてやるぞ! と意気込んで、瑠香の家の前にたどり着いたのだ。

 ちなみに今日から夏休み。瑠香のお母さんやお父さんはまだ仕事で家にはいない。

 ここ十日間ほどは瑠香と二人っきりだろう。

 そう思うと自然に笑みがこぼれた。

 ニヤついているとなんか言われると思ったので、俺は自分のほっぺたをバシッと力強く叩き、顔を引き締めた後で、インターホンを鳴らした。


「は~い」


 ガチャっと音が聞こえた直後、黒い髪を靡かせた女の子が顔をひょっこと見せた。


「おはよ。真人。外暑かったでしょ?」


 瑠香はそういって俺を家に招き入れる。


「まあね……あっ、お邪魔しまーす!」

「ふふっ。今日はママもパパも、いないでしょ?」

「……うん」


 瑠香はいかにも狙ったような口調で俺を諭した後、ほっぺに軽くキスをした。


「っっっ……!」

「わたしもう我慢の限界なの。だから早くベッドいこ?」


 玄関近くの二階につながる階段を登り、瑠香の部屋に入った。

 そして、俺と瑠香はベッドに腰を下ろした。

 瑠香は着ていた服を地面に放り投げ、ブラジャーと紐パンだけを身に着けた姿になった。


「ねえ、真人も服脱いでよ」

「……わかった」


 ベットの上でちょこんと座り、可愛らしくもエロさが混じった表情で口を尖らせた瑠香を見ていたら、興奮して、一瞬意識が下半身に集中してしまっていた。

 そのため、瑠香に声をかけられたときかなり動揺した。

 俺はTシャツ、ズボン、パンツと、順番に脱いでいった。

 裸になり、俺のビンビンにイキり立ったソレを見て、瑠香の眼はぎらぎらと輝いていた。

 

 ヤる気になったのか、瑠香は即座にブラジャーもパンツもかなぐり捨てた。そして、俺のソレに手を添えて、激しく上下に動かしてきた。


「ッ痛! 痛い! もっと優しくして!」

「そんなのすぐ慣れるよ♡ ほら、たくさん射精して♡」

「くっ……」


 最初はまあまあ痛かったが、動かされているうちにだんだん気持ちよくなってきた。

 俺が快感で腰が引けてくるようになると、瑠香は「ベットで仰向けに寝そべって」と指示してきた。

 素直に従って仰向けに寝そべると、瑠香が俺に覆いかぶさるようにして上に乗ってきた。

 そして、自分の股間を俺のソレに擦りつけながら腰を動かしてきた。

 パンツは穿いてないから、瑠香の性器に直接刺激される感じになっている。

 正直言ってやばいくらい気持ちよかった。

 いつもだったらこんなに早く射精はしないが、もう俺は限界を迎えていた。

 今日はちょっと違うやり方でやるか。

 俺は瑠香を押し倒して正常位の体勢になった後、挿入はせずに、瑠香のクリトリスを擦った。


「はぁ……はぁ……真人ぉ♡  もっと激しくしてぇ♡」

「ごめん。ちょっとやり方変えたいんだ」


 瑠香にそう言って、俺は膣への愛撫に切り替えた。

 手始めに陰核と同時に親指で膣口を刺激し始めた。


「やっ!  あっ!  ああぁぁ!」


 腰をガクガクと震わせる瑠香を見て興奮してきた俺はクリトリスと同時に膣内に指を入れた。中指と薬指を挿入して膣内と陰核を同時に刺激する。


「だめぇ♡ だめぇっ♡ イッ、もうイッちゃうからぁ♡」

「いいよ。イッちゃって」


 瑠香の限界が近そうだったから、俺はさらに手を激しく動かして絶頂に導いた。


「イクっ♡ イッグーッ♡!!」


 ビクンッ!! ガクンガクンッ!! プシャッー!!!  

 瑠香は盛大に潮を吹きながら絶頂を迎えた。

 さて、俺もそろそろいくか……。そう思って挿入しようとした時、瑠香が目をハートマークにさせて言ってきた。


「真人の早く入れてぇ♡  もう我慢できないっ♡!」

「……わかったよ」


 俺は勢いよく瑠香に挿入した。そして激しく腰を打ちつける。


「ああっ♡!  気持ちいいよぉーッ♡!! もっと突いて♡!  子宮壊してぇっ♡!!」

 もう理性など完全に失ったのか、普段のクールな瑠香の面影は微塵もなかった。

 そんな妖艶で淫乱な瑠香の姿に俺は更に興奮する。


「はぁ、はぁ……もっと激しくしてぇ♡!!」

「ああ!」


 俺はさらにピストンを速くする。

 パンッパンッパンッと肌と肌がぶつかる音が部屋中に響く。

 瑠香は脚を俺の腰に絡めて、さらに深く密着してくる。


「ああっ♡!! 真人っ♡! もうだめっ♡!!」


 瑠香は絶頂に達し、膣内が痙攣するように、俺のモノを締め上げる。


「ぐっ……」

「真人っ♡!! 出してっ♡! わたしの膣に全部出してぇっ♡!!」


 瑠香は更に激しく動いてきて、俺は我慢の限界を迎えた。


「ぐうっ! 出るッ!!」


 ビクンッ!! ビュルルルーッ!! ドクンッ……トクトクッ……。

 俺と瑠香は共に絶頂を迎えた。その瞬間、俺はとてつもない快感と共にとてつもない爽快感を感じていた。

 その後しばらく余韻に浸った後、瑠香が聞いてきた。


「ねぇ」

「ん? なに?」

「真人って……さ、その、もっとしたい? 私の事好き?」

「うん。瑠香のこと大好きだよ」


 俺がそう言うと瑠香は嬉しそうに笑みを浮かべて俺に抱きついてきた。そして耳元で囁くように言ってきた。


「私も……大好き♡」


 夏休みの宿題は急ぐべきだが、それ以上に大切なことがあることを知れた。

 それは大好きな女の子と過ごす時間だということだ。

 俺はそんなことを考えながら、瑠香の女の子らしい身体を抱きしめているうちに、また勃起してしまっていた。

 「硬いものが当たってるよ♡」と瑠香に指摘され、自然と赤面した。

 そんな俺の反応をどう思ったのか……。

 瑠香は俺のソレを握り、優しくシゴき始めた。


「出したくなったら……その……、飲ませてね?」

「ん」


 瑠香は人差し指で亀頭の先を執拗になぞりつつ、ネジのドライバーのように竿を回されて俺の射精欲を異常に高められていた。


 そろそろ我慢の限界だ。

 俺が軽く喘ぎ始めると、瑠香は下唇を舐め、何か決心したような顔になり、


「口に出して?」


 そう告げた瑠香は俺のソレを勢いよく口に含んできた。


「うっ! イクッ!」


 ドクンッ!! ドプッ! ビュルルルーッ!! 瑠香の口内に大量の精液がぶちまけられる。

 そして、俺の精子たちをクチュクチュと美味しそうに味わうと、妖艶な笑みを浮かべながら口を開いて見せてきた。


「いっぱい出たね……♡」

「気持ちよかったから……」


 俺が照れながらそう返すと、瑠香は嬉しそうに目を細めた後、再び口を大きく開き舌を出した。その舌の上にはネバネバした白濁色のものが溜まっている。

 俺はそれを飲み込むように指示すると、瑠香は口を閉じてゴクンッと喉を鳴らした。


「美味しかったよ♡」

「そっか」


そんな会話をしながら俺と瑠香はまた深いキスを交わした。


「んちゅ……ちゅっ……♡」


何度も角度を変えながら、互いの唇を啄み合う。その行為自体が心地よく、幸せな気分になった俺たちは自然と手を握り合っていた。そしてまた、どちらからともなく口を離すと瑠香が上目遣いで見つめてきた。


「もっとしたい……」


 瑠香は目はまだギラギラしていた。その目には、好きな男子とより深く繋がりたい、というメスに備わっている本能が赤裸々に現れているように思う。

 だが、まだ流石に連続で出すと、萎える。

 なので、一回休憩しようと提案することにした。


「一旦休もう? 俺少し疲れちゃったから」

「えーやだ私今したいーーー! 真人の固くて大っきいオチンポにオマンコぐちゃぐちゃにされたいーーー!」

「わかった、わかったから……。でもその前に、お昼ごはん食べようよ。もう十二時だし……」

 

俺の提案にぷくぅっと頬を膨らませると、瑠香はしぶしぶといった感じで了承してくれた。

 エッチのことになるとすぐ幼児化する瑠香を可愛らしく思いつつ、俺たちはベットから降りて、お互いに来ていた服を着替え直し、一階のリビングを目指した。

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