第4話 優太の超能力訓練
「最初は夢の中で少しずつ訓練するのよ。先ず〝透視〟を練習してみてね」
夢の中でキキさんはこう教えてくれた。それから僕は、毎日夢の中でキキさんの指導のもと、超能力を訓練し続けた。どんどん透視ができるようになって来ていた。進歩がめちゃくちゃ早かった。夢の中だから当然かもしれなかったが。僕は実力を試してみたかった。
そんなある日、教室でこんな誰かの心の声が、僕には聞こえて来た。
(スマホ無くした。どうしよう。学校に持ってくるの禁止だし、誰にも相談できない)
クラスメートの真理亜の心の叫びだった。僕はクラス全体を透視してみた。夢のなかほど簡単では無かったが、しばらくして見つけることができた。僕はそっと真理亜のカバンにスマホをいれた。僕の超能力が初めて人の役に立った。この後ますます僕の超能力訓練に身が入るようになった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます