第10話 混浴でいっちゃうか?
「おいいいいい!ルカ・・・お前どうして・・・」
俺は完全に驚いていた。
俺の入浴中にルカが入って来たんだからな!
バスタオルを巻いているとはいえ、でけえ胸が目立っているし、スタイル良すぎだろ!
「たまには涼くんと一緒にお風呂入りたいなあって思ってね!」
言っている事が分かんねえよ・・・。
「ありえねえだろ!お前もう中3だろ!それに俺は高1だぞ!どこに一緒に風呂に入る高校生と中学生の男女がいるんだよ!」
「え~!昔は一緒に入ったじゃん!」
「確かに・・・でも昔は昔だろ!今はもう違うんだよ!」
「どう違うの・・・」
「どうって・・・」
そりゃ、体つきが違うだろ・・・。
昔は小っちゃかったから一緒に風呂に入っても問題ない歳だったが・・・。
今は・・・。
って、ルカ・・・
泣いてる!?
なんで!?
「私はただ昔みたいに涼くんとお風呂に入りたかったのに!」
「おいルカ、泣くなって・・・。ってかうちの親はなんも言わなかったのかよ・・・?」
「おじさんとおばさんは頑張れって言ってた・・・」
あのクソ親めえええええええ!
完全に実子の俺よりルカの味方しやがったな!
「はあ、分かったよ…一緒に入ろう・・・」
「本当!やったあ!」
「ただし、変な事はするなよ・・・」
「それは本来女性が言う事じゃない?」
何とか開き直ってくれてよかった。
あのまま泣かせちまったら後味悪いからな・・・。
◇
とりあえず頭を洗い終えた俺は次に体を洗い始めた。
ルカよ・・・。
どうかな?
これが成長した男の身体だぞ・・・。
なんてな・・・。
そう思っていると、ルカが背中を流してくれると言って今俺は背中を洗ってもらっていた。
(にしても・・・)
本当にルカ胸でけえよ!
中3でその胸は反則級だろ!
「ねえ・・・涼くん・・・」
「ん?どうした?」
「私の事も洗って・・・」
後ろにいるルカの方を振りむいたが・・・。
なんてこった!?
「る、ルカ!?」
「涼くん・・・」
ルカがバスタオルを脱いで俺にあられもない姿を見せてきやがった・・・。
整った抜群のスタイルに、何度も思ってしまう大きな胸・・・。
いやいや、何を・・・。
「涼くん・・・今度は私の身体を洗って・・・」
こ、これ・・・
明らかにまずいんじゃね・・・!?
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