第5話

 俺と再宮弟はランキングマッチの2位決定戦をする事にした。時間は無制限で体力の2割になったら終わり。アイテムや装備は5つまで。お互い戦闘準備に入り装備を選び終えてお互いチェックする。


 俺が装備したのは盾と片手剣、そして俺の自慢の鎧を身につけた。アイテムボックスには二刀流の刀と兜を入れてある。


 対する再宮は、大砲を装備して遠距離での攻撃をメインに最初は動くはず。だが再宮は片手剣を利き手の反対の手である左手で持ち、大砲の準備やらを終わらせるのは片手で済むと思っているようだ。勿論再宮は鎧を装備しておりアイテムボックスには二刀流の剣と魔力超回復の薬を持ち込んでいた。


 戦闘準備を終えると、どうやらラウンジで話し声を聞いていたテレビのスタッフが駆けつけたみたいだ。勿論俺は気にするそぶりは見せず場所を選ぶ。


 この場合俺は近距戦になるのが理想。対する再宮は遠距離で戦うのが理想

。俺は再宮が好きそうなエリアに決定ボタンを押した。だが俺と再宮は逆方向だった。お互い真逆の壁の奥まで歩きそして戦闘がスタートした。素早く、片手の剣を持ちながら大砲で放つ準備をする再宮。


 対する俺は一瞬でも速く近づくために魔力で加速する。盾でしっかり守れるように準備しながら戦う。


「発射準備完了」


 と再宮は言った。すなわちもう一刻の猶予を与えずに発射サインがなるってことだ。すなわち回避するのは難しい。それでも突っ込む事にした。


「打て」


 その合図を言うと大砲が三発俺に目掛けてきた。だが恐れずに大砲を斜めに斬り僅かに前が見えそこを盾で守りながら前へ進むのだがまだ二つの大砲があった。


 同じ動作で前進して最後の一つになったときだった。上空から魔法の矢が浮かび俺に目掛けて下に落ちてくる。すなわち上空からも前からもピンチに陥った。だが恐れずに前に進みやっと大砲が見えなくなったと思った途端僅かに大砲で前が見えない死角から再宮は片手剣で俺を軽く弾き飛ばして、上空から襲いかかる矢を盾で防ぎつつ弾き飛ばされた。


 その間に大砲の準備を始めて打ち込む準備を再宮は再開した。俺は後ろに下がる反動を生かして、前に進むように魔力で促すために。魔力で前に俺を押し込み、勢いよく大砲の元へと駆けつけて、大砲の発射する場所を破壊してそのまま再宮に襲いかかる。だが再宮は、持ち前の反射神経で見事回避してカウンターを狙うが、俺のスピードに追いつかなかった。


 これでほぼ形成は互角。魔力は同じくらい削れて、体力は俺の方がが削れているが武器である大砲を破壊したため互角まで持ち込んだ。


 再宮は大人しく二刀流の刀に持ち変えてすぐさま突撃。それに応じて俺は盾で守りながら攻める事を意識した。再宮は攻撃が鋭く、俺の攻撃が鋭くなったのを感じた時は二つの剣で守りに入る。そこを見逃さず盾で前に押し出す。


 足で盾を蹴って上空に飛び。空から切り裂く魔法剣「クウガ一撃斬」を放つ。それを盾を魔力で大きくして抑え込み、押さえ込んだらその瞬間を狙い剣で打ち込む。これも盾を蹴ろうとするも、その瞬間に魔力で盾を雷属性を付与させて触れた瞬間に感電させた。その隙を見逃さず剣で鋭く攻めて弾き飛ばした。


 再宮は弾き飛ばされながらも電力体制やら全属性無効化の力を付与させて感電の効果を抑えた。これでやっと形成は完全に俺が有利になった。再宮の体力と魔力が一気に削られているだ。だがここで魔力超回復薬を飲み一気に飲み回復したため形成はやや俺が押している感じに変化する。


 勝負はやっと中盤戦に差し掛かった。その後も鋭い再宮攻めが続いたら俺が一気に攻めるを繰り返した。再び形成が変化せずに時間だけが過ぎて行く。


 そして終盤戦に入った。それはアナウンスで再宮の体力が4割になりましたって合図が出たからだ。再宮には焦りが出ているようだった。そのため俺が優位に立ったと思い攻撃を緩めた瞬間に、隙を見逃さず再宮が最高の一撃そして利き手の右手で会心の一撃を与えた。その瞬間に俺は体内に溜め込んだ魔力をかいほうさせた。


 それはフェイントで魔力を貯めるときにワザと攻撃を受ける事で魔力が暴発して爆発的な魔力を生じることができる。だがそのコントロールは俺しかできず、建物を崩壊するくらい危ない技である。


「京谷の体力は4割になりました」


 勝ったと思ったがすぐさま切り替えて大砲の準備をして撃ち込んだ。だが再宮はどこにもいない。その時俺の後ろからにいると思ったら本当に襲撃されて兜を装備して頭でゲンコツをして再宮に攻撃した。


 その瞬間再宮は溢れる魔力を感じて俺は後ろに下がるもそれは失敗だった。再宮弟は兄の得意とした持ち前の魔力を存分に発揮させた超広範囲の攻撃「ジデクセシオン」を習得していたのだった。


「ジデクセシオン」


 だが俺は近づき盾を投げる。そして盾を蹴ってジデクセシオンより上空に行き飛び越える。これもまた俺のジャンプ力のおかげで回避出来る。


「一刀両断」


 再宮弟の手を切り裂き勝利する。そして再宮のてはバトルを終えると再生して元通りになった。










 




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