第二話

――3日後――――――――――――――――――

あと少しあと少し…

明日こそ行くから今日は…

そう言って何日も休んでしまった…

最初は出来心だったんだ、

けど一回休んで覚えちゃったんだ

『学校にいかないことがどれだけ楽だってことを』

――1ヶ月後―――――――――――――――――

今日も学校にいかなくていいや

いかなければいじめられることもないんだし、

あと一年我慢すれば卒業なんだから


…そうだ、今日は新しいゲームでも買おうかな!



……やっぱり明るく振る舞っても心の傷は塞がらないや、

…気を紛らわすためにゲームでもしよう、

って言ってもあんまりゲームは持ってないからな、

アプリストアから探そう


ゲームを探しているとふと目が止まった


『life reversal』

そのへんにありそうな、それでいて不思議な名前に惹かれたんだ

そこからはあんまり覚えていないけど

そのゲームに夢中だったんだ

アプリのダウンロードが終わった瞬間に開いた

すると、黒い猫がお出迎えしてくれた

そしたら、当たり前のようにネコが画面から出てくる

「ちょちょ!?」

考える暇もなく猫が喋りだす

「久々の現世にゃ、出してくれたのは君かにゃ?」

「は、はい…」

「ありがとうにゃ!お礼にこの魔法をあげるにゃ!」

「魔法…?」

「じゃ、そういうことで、さらばにゃ!」


嵐のように去っていった猫を尻目に見ながら猫が言っていた魔法について考える


…その後丸一日考えてみても答えがでなかった

「今日はもう寝よう…」

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