theme #1 つるかめ算って何?

 つるかめ算についての質問がありました。


 よっしゃー! 質問 キタ――(゚∀゚)――!!


 ということで、つるかめ算について考えていきたいと思います。


【問】つるとかめの数の合計が15で、足の数の合計が54のとき、つるは何羽いるでしょう?


 ほう、では解説しますか。


 西洋でいうところの連立方程式の問題なのですが、まずは連立方程式を使わずに考えていきたいと思います。


 もし鶴が0羽だった場合、亀が15匹いることになります。亀の足の数が4本なので足の数の合計は4×15=60となります。

 では、鶴が1羽のときにはどうなるかというと、亀が14匹になるので足の数の合計が2×1+4×14=58になります。


 ここから言えることは、鶴が1羽増えると足の数が2減るということです。


 鶴が2羽なら、亀が13匹なので、2×2+4×13=56

 鶴が3羽なら、亀が12匹なので、2×3+4×12=54


 となり、【問】の答えは「つるが3羽」となります。


 ここまで、よろしいでしょうか。ではこの問題を連立方程式の形に書き直してみます。

 つるの個体の数をxとし、かめの個体の数をyとすると、


 つるとかめの個体の合計が15なので   x+ y=15  …①

 つるとかめの足の数の合計が54なので 2x+4y=54  …②


 と式で表すことができます。つるが何羽いるかを求める問題なので、xの値が答えとなります。


 では、計算してみましょう。


xとy、2つ文字があるのでyを消すために①の式を変形します。


 y=15-x  …③  ←xを移項した


この③を②に代入すると、


 2x+4×(15-x)=54 …④


④を計算していきます。左辺の4を分配して、


 2x+4×15+4×(-x)=54

       2x+60-4x=54


xの項を左辺に、数字を右辺にまとめます。この場合+60を移項します。


 2x-4x=54-60

   -2x=-6     ←ここで(-1)を両辺にかける

    2x=6      ←x= の形にしたいので係数の2でわる

     x=3


 x=3なので、答えは「つるが3羽」となります。


 と、まあ、こんな感じでよろしいでしょうか?


 他にもイカとタコの問題なら、足の数がイカが10本、タコが8本なので、②にあたる式が、


 10x+8y=〇〇 ←ここに足の合計が入る


そして個体の総数は①の式の


 x+y=△△ ←ここに個体の合計数が入る


となり、連立方程式


   x+ y=△△  … ①´

 10x+8y=〇〇  … ②´


を解く形になります。



解説はここまで。質問・疑問などは

https://kakuyomu.jp/users/info_dhalsim/news/16818093077980989611

にコメントしてください。


(。´・ω・)ん? 締めのセリフを考えないとな……。

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