第9話

それからも彼に話しかけるが、思い出す気配はなくて


「あ、えっとこの傷か、確か女の子を守ろうとして傷ついたんだよね」


「その時に感謝とか約束したとか??うーん、感謝はされたけど、約束とかは覚えてないから小さかったし」


最悪だった。私からした初恋で、初めての告白で、


なのに彼は忘れてしまった。


________


それから、私は彼にたまに話しかけるが忘れてしまっている。



もうこうなったら、嫌でも意識させて自分から思い出させたい。


そこで、私は彼女振ったのだ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る