第2話 学校

私は奏、中学1年生。1年5組の生徒だ。


「学校嫌だな」

クラスのドアを開ける

自分の席につく


「おはよー!奏!」

「あっ、おはよう石橋さん」

この子は、亜美。石橋亜美。クラスの一軍。

私みたいなのに、毎朝声をかけてくれる。

「ねぇ、亜美、なんであんな陰キャに声かけてんの?」

「なんとなく?」

だろうな、どうせ私をからかってるだけだろ

「てか、あいつ感じ悪くない?」

「どこが?」

「えっ、なんか毎朝、亜美声かけてんじゃん、それに対して適当に返事してる感あって嫌なんだよね。」

「あたしはそんなふうに思わんけどなぁ。」


 「おーい、座れー。」

先生が来た、


ホームルール


「今日は、大事な話がある。石橋が転校することになった。入学して間もないが、親御さんの事情で転校する。」

「えっ、嘘!」「まじで?」「嫌だー!」

周りから悲しそうな声がしてくる。

「じゃあ、最後に石橋から」

「はい!」

「みんな、急な話でごめん。驚いたよね。あたしは、この学校を転校します。みんな、転校しても忘れねぇからな!」

これだから陽キャは、どうせ転校しても友達なんていくらでも作れるだろ、

「あと、」

「奏と仲良くしてやってください!」

は?なんで?

てか私なんかと仲良くする人なんているわけないよ。

なんで余計なことするの?

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いじめ 詠鉤莉杏 @sakoifsingnico

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