第二十二章 チーム『???』と申す!!

黒速くろはや 次射じい


「ふぁぁぁ~・・・」


 眠い。大きなあくびをしながらわしは学校に向かっていた。

 昨日、わしの家に泥棒が入ってきた。すぐにつかまったがどうもおかしい。今まで、襲われることが多すぎる。その前には仮面の男、さらにベネブやウケグチノホソミオナガノオキナハギとかいうやつが現れたりした。これは本当に偶然じゃろうか・・・わしがひそかに人気を得ているなんてそんな馬鹿なことはないはずじゃ!わからんが!

 そんなこんな考えていると学校に着いた。校門前には禾本のぎもと遅延ちえが待っていた。


「さて、今日も練習しに行くぞ!!」

「今日もかい?次射は万全じゃないんだ。もう少し待った方が・・・」

「いや、かまわんよ」

「よし、じゃあ行くか!!」


 そんでいつも通りカラオケで歌の練習をした。文化祭まであと3日。その間には歌をマスターする。そしてついでにわしを狙う奴の真相を暴く!!









 ————そして時は動き出す————









「ふぁぁぁ~・・・」


 眠い。3日前と同じような大きなあくびをしながらわしは学校に向かっていた。

3日間、衰えた肉体を回復させながらカラオケで鍛え続けた。今日は文化祭当日。体はかなり調子がいい。それに・・・


「次射~~~!!」


 おっと、考えていると美紀みきがこっちに向かってきている。


「調子どう?」

「うむ、いい感じじゃ」

「じゃあ、私たちのバンドもちゃんと見てね?」

「じゃ気が向いたら」


「ひどい~」と言いながら美紀がわしの腹をボンボンと殴る。しかしそんなかわいい感じにたたいたところで攻撃力が高いのは変わりない。わしは29m先に吹っ飛ばされてしまった。うむ、今日は不調かもしれん。



 学校に到着すれば禾本と遅延が楽器を持った状態で待っていた。


「おっ、ついに来たな。んじゃあ行くか!!」

「まだホームルーム終わってないぞ?」


 いい感じに会場に向かおうと思ったのに伊勢盆に止められた・・・仕方ないので一度教室に戻った。ホームルームを終え、今度こそかっこよく会場に向かった。





 —————体育館 ステージ裏


 わしらは体育館のステージ裏に待機しておった。久しぶりにステージの上に立つから少し緊張しておる。


「よし、そろそろだな」


 すると禾本が立ち上がった。


「もうすぐで始まるからスタンバイしとけよ?」

「ああ、わかった。じゃがその前に・・・」


 わしはとある仕掛けの準備をした。少しした後に文化祭の開会式が始まった。わしらは開会式終わってすぐに出番があるから開会式に出なくてもいいんじゃ。超楽じゃ・・・


「プログラム2番、有志による発表です。まず最初にバンドチーム『おじいさん』の出番です。どうぞ」


 おっ出番じゃ。それじゃあ茶柱を立てる(伝説を作る)とするかのう・・・わしらはステージに出た。会場はかなりの人数じゃ。そりゃあ全校生徒いるんじゃからな。


「どうもこんにちは、わしら・・・いや俺らはチーム『おじいさん』と申す!!」


「わあぁああああ!!」と観客の歓声。ふふふ、やはりわしらは有名じゃったか。

自意識過剰ではなく本当である。実際、有志のメンバーが公表された3日前からわしらで話題は持ち切りじゃったからな。ちなみにわしは表彰されたりするときにステージに立つことは嫌いじゃがこういうのでステージに立つだけなら問題ない。多分。


「それじゃあ今回は俺たちが作曲作詞をした曲を聞いてくれよ!!」


「わあぁああああ!!」とまた歓声の声。そしてわしらはスタンバイ位置に着く。わしはマイクを握り歌い始める。





 歌が終わると観客の「わあぁあああああ!!」という歓声。


「みんなありがとうー!!」


 まるでライブのような盛り上がり方じゃった。

 そんで終わったのでわしらはステージ裏に戻ってきた。ステージ裏にはすでに次のグループたちが待っていた。その中には美紀たちもいた。


「次射、おつかれ~まさか歌が歌えるとは思わなかったよ!」


 美紀が笑いながらわしの肩を叩く。美紀の言葉をスルーしながら周りを見ているとある人物に目が行った。



 わしを襲った仮面の男・・・それに似た人物がわしを見ながら不敵に微笑んでいた。

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