「蛍地獄奇譚」/ 田中 蛍様

いらっしゃいませ!


本日のお客様は玉楼二千佳様の作品「蛍地獄奇譚」より田中 蛍様


作品はこちら↓↓↓

https://www.alphapolis.co.jp/novel/639100483/38577043


(アルファポリスさん)


以下、あらすじより引用させていただきます


――――――――――――――――

地獄の門番が何者かに襲われ、妖怪達が人間界に解き放たれた。閻魔大王は、我が次男蛍を人間界に下界させ、蛍は三吉をお供に調査を開始する。蛍は絢詩野学園の生徒として、潜伏する。そこで、人間の少女なずなと出逢う。

蛍となずな。決して出逢うことのなかった二人が出逢った時、運命の歯車は動き始める…。

――――――――――――――――


妖怪モノです! いいですよね、妖怪。ご存じの方はご存じかと思いますが、私紹介大好きでございます。妖怪たちが現代社会でどんな風に生活しているのか。そんなこと考えるとわくわくしますね。


ちなみにですが私の作品「世界渡りの占い師~」にも「番外」として妖怪が登場します。この辺とか↓

https://kakuyomu.jp/works/16816700429050299055/episodes/16816927859198727598

番外編は二万字程度、どれもそのお話だけで完結になっておりますので、妖怪好きな方は是非こちらにもぜひお越しくださいませ。


CM失礼いたしました。それでは田中 蛍様の占い結果でございます!


占った時期は蛍さんが人間界に来てすぐのあたりを想定しています。



一枚目:審判ジャッジメント、逆位置

二枚目:ストレングス、正位置

三枚目:貨幣ペンタクルの9、逆位置


画像はこちら↓↓↓

https://kakuyomu.jp/users/Kotonoha_Touka/news/16818093084840740787



◆一枚目:審判ジャッジメント、逆位置

天使がラッパを吹きならし、死者が目覚める様子が描かれたカードです。


<審判>というカードはいわゆる「最後の審判」の様子を表しており、この時に死者は生き返って天国に行く人と地獄に行く人に分けられるのだそうです。(宗教観難しいので細かい所ご容赦ください)。


正位置では復活、逆転、努力が報われることなどを指しますが、逆位置では努力が報われないことや過去の罪に囚われる、といった意味になります。



<通常の解釈>

終わりのない苦しみ、残念な結果、後悔と過度の自己批判等を示します。

また、過去の過ちや後悔に囚われて、前進することができない状態にあることも示唆されます。何か大きな後悔があるのかもしれませんね。


<物語上の解釈>

主人公の故郷「地獄」のモチーフに致しました。



◆二枚目:ストレングス、正位置


獅子を手なずける女性が描かれたカードです。


<通常の解釈>

内なる力、勇気、決断力。腕力ではなく強い心で自分を制御し、他人を支配するのではなく信頼を得ることが大事であることを示すカードです。

もしイライラすることがあっても、自分のコントロールをしっかりとしましょう。


<裏の意味>

獅子を蛍さんの中にいる××のモチーフにしました。普段は正位置、コントロールできている状態です。でも両隣に出ているカードは逆位置。少々不安定かも。もしなにかのきっかけで逆位置になってしまうと制御が効かなくなり暴れ出してしまうかもしれません。


また蛍さんの看守長としての優秀さも示しています。




◆三枚目:貨幣ペンタクルの9 逆位置


実りの多い庭を歩く人物が描かれたカードです。

正位置では豊かさや安定した状態を表します。


しかし、逆位置では、孤独や不安、荒れた実りのない大地を表します。

孤立や孤独感、人間関係に乏しい、上手くいかないなどを示すこともあります。


<通常の解釈>

過去のつらい記憶から、人と触れ合うことが怖いのかもしれません。


<物語上の解釈>

荒れ果ててしまった土地ですが、それでも咲く花ってありますよね。

あの花、なんていいましたっけ?


そうそう、ぺんぺん草。


またの名を、「ナズナ」。



<まとめ解釈>


過去につらい経験をされたのではないでしょうか。それが元で心を閉ざしてしまっているのかも。今のあなたの心は荒れ果てた大地の様。無理に動いても何にもならないでしょう。


でももし、その大地に芽吹くものがあるのなら、決してそれを手放さないで。

きっといつかその芽は大きく育ち、いくつもの花を咲かせることでしょう。



<まとめ、物語上の解釈>


1枚目の「審判」のカードですが。

審判とはそもそも、ある事柄に対して判断を下すと言う意味です。


逆位置で示されたアルカナには正位置の解釈が含まれます。


過去の位置に逆位置で現れたカードはいずれ乗り越えなくてはならないことの暗示である場合もあります。


この場合、乗り越えられたなら審判ジャッジメントの正位置が、占いには表れていない4枚目のカードであるということもできます。


審判の日には、私たちは「裁かれる側」ですので、審判ジャッジメントのアルカナ、通常は復活、逆転、努力が報われること、などと解釈します。


しかし、蛍様は「普通の人間」ではございません。かの閻魔大王の次男にあらせられるお方。つまり、「裁く側」のひとです。


ならば四枚目、正位置の審判ジャッジメントは、こんな風に解釈することもできるでしょう。



「閻魔大王に変わり地獄の沙汰を申しつける。汝に罪あり。さあ、懲罰の時間だ」



その日、何者かにより、地獄から妖怪達が解き放たれました。


閻魔大王の命を受けて人間界の調査へを赴いた大王の次男「蛍」はそこで、人間の少女「なずな」と出逢います。


決して出逢うことのなかった二人が出逢った時、運命の歯車が動き始めるのでした。



以上、地獄の第二王子、田中 蛍様 の占い結果でございます!



田中 蛍様 、本日のご来店誠にありがとうございます。

作者の玉楼二千佳様、企画お付き合いいただき、誠にありがとうございました。



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