Web小説の主人公、占ってみた！ ～波乱万丈です！ タロットで紹介する主人公とその物語～

白き魔女と黄金の林檎 / アルヴィン様

　いらっしゃいませ！

　本日のお客様はアルヴィン様みみぞう様の作品「白き魔女と黄金の林檎」より、審問官見習いアルヴィン様。

　作品はこちら↓↓↓

　https://kakuyomu.jp/works/16816927860645480806

　★1197という超高評価作品。

　ついさっき読み終わったとこなんですが。興奮冷めやらぬ中でこのレビュー書いております。いやあ～、凄かったです。めちゃくちゃ面白かった。

　以下あらすじ

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　舞台は剣と銃と魔法と宗教の中世風世界。

　主人公のアルヴィンさんは人の世に災いをもたらす魔女を駆逐する使命を帯びた「審問官」の見習いです。それも学校を卒業したてのほやほや。

　そんなアルヴィンが師事した上級審問官から下された最初の課題は、「”火の魔女”を一週間以内に駆逐せよ、できなければ破門」という無茶苦茶な物でした。

　先輩審問官たちが半年かかっても解決できなかったこの難題に取り込むうち、アルヴィンは自分の所属する「教会」という組織の深い闇を知ることになるのでした。

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　では、アルヴィン様の占い結果です。

　占った時期は一章の半ばくらいを想定しています。

　一枚目：正義　逆位置

　二枚目：月　　正位置

　三枚目：悪魔　逆位置

　画像はこちら↓↓↓

https://kakuyomu.jp/users/Kotonoha_Touka/news/16818093080290613908

　◆一枚目：過去の出来事や問題の原因などが示されます。

　正義：逆位置

　右手に剣、左手に天秤を持った女性が描かれています。一説にはこの女性は正義を司る女神であるとされます。

　正位置では正義、正しい決断、理性的な判断、真実を見抜く目などを示します。しかし逆位置ですと嘘、偽善、欺瞞、誤った判断、感情に任せると言った意味になります。

　何か、自分の中の正義が揺らぐ出来事があったのかもしれません。

　◆二枚目：現在の出来事、現在あなたが感じていることなどが示されます。

　月　正位置

　夜空に浮かぶ月とそれを見上げる二頭の犬。水場とそこから這い出そうとするザリガニが描かれています。

　不吉な暗示の解釈をされることが多く、通常ですと嘘、虚構、信じられない、秘密、謎といった意味になります。

　一枚目の正義の逆位置と解釈が被るカードです。何を信じていいかわからなくなっているのかも。

　◆三枚目：未来の出来事、占いの結果などが示されます。

　悪魔　逆位置

　巨大な悪魔と鎖につながれた男女が描かれています。

　正位置では悪意、敵意、欲望、執着などを示します。

　逆位置ではこれらが巧妙に隠蔽され、捉えどころのない隠された悪意と解釈します。

　一枚目、二枚目と被る解釈ができるカードです。貴方を取り巻く状況はしばらく続きそうです。

　◆まとめ

　貴方を嘘と悪意が取り巻いています。残念ながらこの状況はさらに続きます。それどころか悪化するかもしれません。それはあなたの信じていることを根本から覆してしてしまうかもしれません。何を信じるべきか、誰の手を取るべきか。よくよく見極める必要があるでしょう。

　一枚目の正義は逆位置です。ただし単に偽善や欺瞞を示すカードではありません。正義とは何か今一度自分に問えというアドバイスであり、その答えはあなたの中にあるという指針でもあります。

　どうぞ信じる道を進んでください。

　ご注意！

　この先には作品のネタバレが含まれます！

　問題ない範囲にとどめたつもりですが、ネタバレがダメなタイプの人はこの先には進まないでください。お話読んだ後で是非こちらにまた戻ってきてくださいね。ぜひ一緒に物語を振り返りましょう。めっちゃ面白かったですよね！

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　＜物語上の解釈＞

　真ん中に出ている月のカードにご注目下さい。

　一般には月のカードは曖昧、信じられないもの、嘘、狂気。また水の中に潜むザリガニから、水に関する災難と言った解釈もされます。

　また「死」や反対に「不死」のモチーフとされることもあります。

　先にも申しましたがタロット「月」というカードは基本良い意味に解釈しません。嘘や虚構といった信じられないもの、曖昧な物の象徴です。

　ですが、これを意外に感じられる方は多いのではないでしょうか。

　え、月だよ？ 不吉なの？ どっちかって言うとめでたくない？

　これはタロット発祥の西洋圏と日本との文化の違いなのだそうです。あちらにはお月見という習慣もない。それに日本人は月のカードが暗示する「曖昧さ」が好きだなんてこともよく言われます。

　となると月のカードを見た時の印象では西洋圏の人と日本人では違ってくるかもしれません。どうでしょう。月のカード、あなたには何に見えますか？

　では改めて。

　月のアルカナが示すのは、嘘、ごまかし、水に纏わるトラブル、死、不死。

　転じて、伝えられない真実、魔法、水の刃、凶音、福音、月から得られる力、月のような人。

　正義も悪も逆位置の世界に、月の明かりだけは正位置に。

　この占いの結果が示すのは、一人の人物。

　あなたが手を取るべきは誰かという問いへの答えです。

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　第二章は第一章から三年後のお話。タロットってあまり先の未来は見られないのです。私の腕では数か月が精いっぱい。

　なのでここから先のお話はご自身で、という形で締めるつもりでした。

　しかしこの先も面白くて。

　読んでいるうちについついこの先も占ってみたいな、等と考えてしまいました。

　でも壮大なストーリーなのでね。私には荷が重いし、三年後だし。すごい枚数になると思うし、やっぱり……。

　でもやりたいな……。せっかくだし……。

　…………。

　ええい、やってしまえ！ どーーーん！！

　画像はこちら！↓↓↓

https://kakuyomu.jp/users/Kotonoha_Touka/news/16818093080290881549

　それぞれのカードは物語の登場人物を指しています。書ききれなかった方々ごめんなさい！

　◆一時の位置：剣のクイーンと杯のクイーン。

　それぞれ理性において優れた女性、愛情において優れた女性を指します。

　＝とある双子。二枚で一組。ともに両方を指します。後が怖いので正位置。

　◆二時の位置：星　正位置と　棒の２

　　星　正位置

　　星に纏わる人。

　　＝？？？

　　棒の２

　　大きな建物から辺りを見回す人物。

　　＝？？？

　◆三時の位置：貨幣の従者

　 貨幣は知識。月の隣で知識を学ぶ者。

　＝？？？

　◆四時の位置：恋人

　美しい男性と女性が描かれたカード。

　＝？？？

　◆五時の位置：悪魔

　強欲の暗示。他にも強欲を暗示するカードはあるのですが、チャームポイントのお腹から採用しました。この人大好き。

　＝？？？

　◆六時の位置：女帝＆女教皇

　＝？？？

　◆七時の位置：隠者、背後に皇帝

　隠者は様々なことを悟った物静かな老人。皇帝は父性の象徴。

　隠者＝ベラナ師

　皇帝＝？？？

　◆八時の位置：棒のクイーン、逆位置

　やる気と情熱が空回りする女性の暗示。

　＝？？？

　足元の小さなナイトにも注目。

　◆九時の位置：塔

　事故、災害を暗示する最も不吉なカード。

　＝？？？

　◆十時の位置：剣の９、逆位置

　悪夢から目覚めし者

　＝？？？

　◆十一時：剣の８逆位置

　拘束から逃れた者

　＝？？？

　◆十二時：正義

　正義を継し者

　＝？？？

　剣の８の隣に。

　◆中央、左：愚者

　馬鹿な行動、無謀な試み、旅人、主人公

　＝アルヴィン

　◆中央、右：月

　月のような人

　＝？？？

　◆中央

　世界：？？？

　＝？？？

　髪の色注目。

　◆円外右下：法王、逆位置

　法王は常識を表すカード。逆位置では狂信者。

　＝？？？

　一章から出てるあの人。一応伏字。

　◆円外左下：死、逆位置

　＝？？？

　＝？？？

　◆最後、円外上部の二枚。

　左上：節制：白い衣をまとう天使。調和、足りるを知る、自らを律する。

　右上：審判：審判の日にラッパを吹きならす天使。復活と再生。

　＝二枚纏めて『白き魔女と黄金の林檎』で、ございます！

　作品読まれた方の感想欄での質問、確認、ご意見大歓迎です。作者様には別途解説お送りいたします。

　★１０００越え納得の面白さ。

　寄せられた感想もたくさんなのですがここも読んでて楽しいんです。一緒に映画を見た後にうんそうそう、あそこ凄かったよね！ って話に入りたくなる感じ。

　読み始めたら止まらない、息をつかせぬ怒涛の展開……あ、息つくとこもちゃんとある。シリアスな本編の間に挟まれる、学園編も魅力たっぷり。高い能力を持つイケメンが理不尽な不運（主に女難）に苦しむところが好き、という方にもおすすめです。

　『白き魔女と黄金の林檎』

　超おススメの一冊です！

　作者のみみぞう様、アルヴィン様、企画お付き合いいただき、誠にありがとうございました！