第2話 やらかした☆

翌日、僕は学校に向かっていたのだが…

「マズい…いやホントにマズい!流石に転校初日から遅刻はマズい…」

そう、早くもピンチなのである。

時を遡る事1時間前…


※※※※※※


──── プルルルル……


「んー眠い…ていっ」

バキッ


────プルル……ル…


「ようやく静かになった…おやすみ…」


※※※※※※※


「起こしてくれなかった目覚ましが悪い!そうだ、そうに違いない!」

…完全に自業自得である


「と言うわけでやって来ました桜丘高校…わーい初日から1時間の大遅刻だーアハハハ……はぁ」

取り敢えず、急いで教室に向かう。

そして……

「遅れましたっ!すみません」

と土下座スライディングをカマしながら教室に入る。

「ほうほう、転校初日から1時間遅刻とは…中々良い度胸してるな」

…ヤバい、キレてる

担任が背後に黒いオーラを纏わせながらこちらへとゆっくり歩み寄ってくる。

「はぁ、まあ取り敢えず歓迎するぞ、海宮。ほら、早速挨拶しとけ」

「…はい。2年A組の皆さん、初めまして。海宮空と言います。趣味は読書です。よろしくお願いします」

「はい、誰か海宮に質問あるかー」

すると、後ろの方で手が上がった。

「姫宮」

ふむ、今回の依頼相手か…一体どんな事を聞いて────

「なんで初日から遅刻したんですかー?」

ゴフッ…僕に5000ダメージ

「え、えっとー朝起きたら目覚ましが真っ二つになってて…ハハ」

クラス中が笑いに包まれる。

「他にないかー」

すると、今度は最前列で手が上がる。

「高瀬」

今度も女子のようだ

「どんな本を読むんですかー」

「うーん、なんでも読むけど…最近は恋愛モノにハマってますねー」

さて、こんなものだろうか?

その後も数件質問に答えて、僕は自分の席である、姫宮さんの隣の空席に座った。

さて、その後終礼が終わり、帰ろうとすると姫宮さんに声をかけられた。

「貴方が私の先生ですか?」

「まぁ、そうなるね」

「では、この後神社までついて来てください」

「ああ」

そして、僕は姫宮さんに着いて神社まで行くことになった。


※※※※※※※※※※※※※※※


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