武士の 思ひやむとも この地には とどめし日々を 碧と伝えん
今年、別所長治公の祭りに行ったときに詠んだ短歌です。
思ひやむは万葉集の和歌にもある一文なのですが、万葉学者の上野誠氏の解釈に死者は忘れても生きている人は覚えているという意味があるそうです。
三木城跡の祭りにはいまだに現地の人々が集まり祭りをしている姿に彼らは遠い昔の彼を覚えている姿に胸が熱くなりました。
緑萌える城跡に荘子の記述に忠義を尽くして死んだ者の血は碧石に変わるというのと重なってしまいました。
もののふといううたい始めが二つあるのも、おかしいですが許してください。
なつきネコ、短歌集 七月七日(なつきネコ) @natukineko
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