僕がグッズをあまり持たない話

 タペストリー、抱き枕、ぬいぐるみ、フィギュア、アクキー。

 色々とアニメやゲームのグッズがあるが実はあんまり持っていない。

 お金があれば持っていたかもしれないし、置く場所が無いというのもある。


 個人的に恥ずかしい思いが沸き、悪目立ちはしたくないという気が起こる。

「人目を気にしなくていいじゃん」

 と、いう意見もあるだろうがそうはいかない。

 僕の住まいの周りは通学路で園児から大学生に渡る学生、そして保護者や先生まで通っている。

 変なおっさんがいるとは思われたくないのだ。


 後この年になって、

 僕はというのを考えだした。

 一人で考えてもそんなに大きなものではないかもしれないが、通学路の学生を見る度にここにあって良いものだろうか?

 自問自答が湧いてきた。



「オマエ、オタである前に人としてどうなんだ?」



 そんなわけで僕の本棚はスポーツエッセイとビジネス書、歴史小説や短歌の本と少し漫画だけになった。そして別の本棚にセンシティブな漫画やラノベ、同人誌を入れた。


 今欲しいグッズは、日常につけてもあまり差し障りのないアクセサリーやシャツ、コートだったりするが、基本そういうのは僕には手には手が届かない金額だったりサイズが合わなかったりする。


 僕が太っているのも原因でもあるが、既成サイズがどこかサイズが合わない(肩や足の幅など)男性用、大人用が無いというのもある。

 無いモノをねだっても仕方がない。

 一度フリーサイズという事で嬉々としてTシャツを買って、筋トレ中に破ってしまった者としては、しばらく手をつけない事にした。


 アニメショップなどのアンケートに答える際、40代が末尾の方に来る度にサブカルチャーの購入メインターゲットで無くなってきてるのだなと苦笑とともにため息を吐いている。

 結局僕はオタになりきれないのだろうし、若い世代の文化になってきているのは認めざるを得ないのだろう。


 それでも捨てきれないところはあるので、初音ミクレーシング2024のグッズは一つだけ購入する事にした。

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