発信するのをちょっと控えようかなぁと思った話

 一年前くらいにSNS疲れというのか、自分が発信する事で誰かを傷つけないかと不安になっていた。


「『人斬り』ってインスタントにに酔えるから走ったのですかね?」

 オンライン上で歴史小説好きのメンバーと話をした時の言葉だったと思う。

 SNSの誹謗中傷や自分の正義を振りかざしての発言はそういうものなのだろうかと思った。違う意見があった際にそれを否定や暴く事で

 そんな気がした。


 とはいえ、私もプチ炎上をした事がある。

 ゲームの二次創作イラストに、

「あれ、そのキャラの一人称って違うのでは……?」

 とおせっかいを焼いてそのイラストレーターのファンに怒られた。

 揚げ足取りに近いものだったし、言う必要は無かったと思う。

(後でイラストレーターの方にお詫びはした)

 あるいは絵を描けない……というより絵を描こうと努力してなかった僕の嫉妬なのかもしれない。別件だが、よかれと思って言った言葉がどうも悪く取られた事もあった。




 私も一時期そういうに酔っていたのかもしれない。

 前に書いた参加する気もないイベントが近くに無いとクレームを入れようとしたのもその類いなのかもしれなかったのだ。

 少し、言葉を控えようかと思った。

 別にインフルエンサーでも無いし、僕の言葉はSNSではあっという間に消える。


「ペンは剣よりも強し」

 というなら、それをしばらくさやに収めようと思った。腹が立つ事があったらSNSに書込むより山や海、車内で

「ばかやろー!」

 と叫んだり、作品に昇華させるなりしたりノートに悪口書いて破り捨てた方がまだ精神的にも相手にも見えないしいいのかなと思う。

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