ぶいなろっ!!~デビュー3分で前世バレする伝説を作ったVTuber。そんな推しライバーの俺に対する距離感がバグっている件。俺はいちリスナーであって配信者ではない!~
第23配信 仕事しないピー音 丸見えの3(ピー)
第23配信 仕事しないピー音 丸見えの3(ピー)
ガブリエールと俺たちリスナーは陽キャの気配にビビりながらゲーム『学校のY談』を進めていった。
B美:それにしてもA子最近何だか疲れてない? ずっとダルい言ってるし~、彼氏と頑張っちゃってるカンジ~?
A子:実は先週からなんだけど~、デートに彼が男友達連れてくるようになって~、そのままラブホで3(ピー)やってる。それから彼それにハマっちゃったみたいで~、それから毎回ラブホで3(ピー)三昧
C菜:ウケる
B美:アッハッハッハッハ!! 3p(ピー)やってる奴なんて初めて見たわ~! AVかっつーの
A子:今日もこれから彼氏とデートあんだけど~、多分今日も3P(ピー)思う。ちょいダル~
C菜:超ウケる~! 3Pやりす(ピー)
コメント
:もうさーーーーー!! 何なんだよこのゲームはぁぁぁぁぁ!!!
:何処から突っ込めば良いのか正解が分かんねえよwww
ワンユウ:急がば回れだ。丁寧に一つずつ処理していこう。爆弾処理班みたいな感じで
:ワンユウ長官、あんたがいてくれて本当に良かったよ
:こんなしょうも無い爆弾を処理する日がオレの人生に訪れるなんて予想もしなかった
:よし、長官の助言通りにやってみよう。まず一つ目……
:この三人の貞操観念どうなってんだよ!! ぶっ壊れてるよ!!!
:A子どんだけアグレッシブなんだよ! 3〇三昧とか言ってるしさーーー!!
:道理でA子ダルいダルい言ってる訳だ。彼氏と彼氏友人に酷使されすぎだろ。休みなよ
:C菜は酷い。友達が3〇やってるって告白した直後に出てきた言葉が「ウケる」って……
:つーかC菜はウケるしか言ってないよね? 笑いの閾値が低すぎるわw
:B美も大概よ。3〇やってるA子に対して大爆笑してる。こいつら本当に友達なのか?
:じゃあ次いくか。多分皆も同じ事考えてると思うけど……
:Pに(ピー)被せたら意味ないだろwww
:おまけに(ピー)の位置がどんどんズレていくから途中から3〇丸見えになってるw
:最後の方なんて卑語でもなんでもない所を(ピー)で隠してるし、これが開発陣の狙いなのかミスなのか判別がつかないよぅ
:本当にこのゲーム審査通ったのか? 常識的に考えて炎上物だろ
:これって対象年齢いくつなんだ? ツッコミどころが多くて頭痛くなってきた
ワンユウ:取りあえずこれで一通り処理できたかな。ゲーム開始直後でこんな調子じゃクリアする頃には全員
ゲームが開始して間もないのにA子、B美、C菜の三人に振り回されてガブリスは
きっと陰キャのガブリエールも相当ダメージを負っているハズ。大丈夫なのだろうか?
『あは……あははは……3P……3Pて……これが陽キャ……しゅごしゅぎりゅ……』
ゲームをプレイしているガブリエールのダメージは既に限界を超えてオーバーキルもんになっていた。
目を回して卑語を何度も呟いている。もうガブリエールのライフは0だ。
『大丈夫、ガブ? 対象年齢全年齢のゲーム相手に何やってんのよ』
「全年齢!! ウソだろ!?」
ルーシーが言った事実に驚いてネット検索してみると確かに全年齢対象だった。当時のゲーム審査は一体どうなっていたんだ?
『まあ、positiveシリーズが作られていた時ってあまりにも新作ゲームの数が多かったから審査がザルだったらしいし、今なら確実に対象年齢D区分相当よね』
ルーシーが俺たちが疑問に思っていた件に答えてくれた。
それにしても何だか雲行きが怪しい。ガブリエールがこんな状態ではこれ以上、このゲームの配信は不可能だ。
『うーん、ゲームはルーが進めておくからガブは少し休憩してきて。ここで無理に頑張りすぎると今後の配信にも影響が出るし、ガブリス君も心配するでしょ?』
『……分かったぁ……ルーちゃんごめんねぇ。それにワンユウさん、使徒さん、ルーリスさんもごめんなさい。私少し休んできます。すぐに復活するので待っててね』
既にグロッキー状態のガブリエールを俺もガブリスも心配してゆっくり休むように言って送り出した。画面には魂が抜けて目が半開きになったままのガブリエールのアバターが残った。
どうもあいつは途中で抜け出す時にアバターの目を半開きにするクセがある。何ともシュールな状態のガブリエールが画面端で待機状態になっている。
『……さてと……あの調子だとガブは当分復活は無理そうねぇ。それじゃあ、早速始めようかな……』
あのガブリエールを沈めたゲームを今度は持ち主のルーシーがやるのかと思っていたら、突然ゲーム画面が終了した。
あれ? ゲームの続きをやるんじゃないのか?
他のガブリスの皆も予想外の展開に動揺しているとルーシーが悪戯な笑みを見せながら近づいてきた。
画面一杯にルーシーの上半身が映っている状態になり、彼女はクスクス笑っている。
『ふふ……ようやくガブリス君だけになったね。この状況になるのをルーはずっと待ってたんだよ?』
「ずっと待っていた……何を言って……?」
甘えるような口調で迫ってくるルーシーの狙いが分からず警戒していると彼女は流れる様に次の行動に移る。
『それにしてもこの部屋暑いなぁ。服……ちょっと脱いじゃおっかなぁ』
ルーシーの地雷系衣装の上着が脱げてセクシービスチェ風の衣装に変化した。
只でさえ胸元を強調している服だったのに、露出度が一気に上がってエロ度が段違いに高くなる。
『ふぅ、これで少し涼しくなったわ。でも、キミたちとお話したらルーの身体、もっと火照っちゃうかも』
ルーシーは自分のセンシティブな上半身が画面内に収まるように距離を微調整する。その際の動きで肌色成分が増したGカップがプルプル揺れ動く。
その胸の動きが妙に艶めかしく感じる。何故だ、ガブリエールのおっぱいビンタと比べて、こっちはサイズも動きのダイナミックさも少ないハズなのにずっとエロく見える。何故だ?
ルーシーの突然の挑発的かつセンシティブな行動に我慢出来なくなったガブリスが彼女にその真意を問いただすと『ふむ……』と言って顔をアップにする。
『ちゅ、ちゅ、ちゅ……ちゅぱ! ちゅ……ちゅ……ちゅ……ちゅる……ふぅ』
コメント
:はうあっ!!
:はふっ!
:……ぽて
:こ、この音は……
:今のはまさか……
:き、キス……?
:ルーちゃん、今キスしたん?
:ズキュウウウウウウウウウウウン!!!
:オレの初キッスがこんなに呆気なく奪われるなんて……
:返せよー、オレの初めて……返せよぅ! ……やっぱ返さなくて良いです。ありがとでした
:こ、こんなチッス如きで我々を黙らせられると思ったら大間違いよ!
:黙らせるつもりならもっと沢山のチッスをする事だな!
『あはは、カーワイイ! 本当にガブリス君って可愛いね。キスなんて欧米じゃ挨拶みたいなものなのに、ちょっとチューしたらそんなに動揺しちゃってさ。やっぱりキミ達って女の子に免疫ないんでしょ? さっきのゲームで女子高生が3P言うだけであんなに騒いでたもんねぇ……ザーコ』
頬を赤らめ目を細めながらルーシーが俺たちガブリスをザコと言って挑発する。
ルーシーの初配信ではリスナーをザコザコ言って楽しんでいた。やっぱりこのメスガキなキャラが本性だったんだ。
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