第5話 防衛隊結成
「陛下からの通達で帝国に向かう部隊を結成する運びになった」
「帝国だって?」
「道中危険じゃ無いのか?」
ざわつく会議室
その場に出席してるのは
戦士アーノルド
武闘家レックス
魔法使いマリエル
薬士ムウ
魔剣士ナーガ
ホーリーヒーラーセリス
バーサーカーナジェバラム
元黄昏騎士団のメンバーと
戦士ガスト
僧侶騎士ニール
槍術士レイナ
有翼人族の奇病事件で活躍した3人を加えた11人
「誰を向かわせるんだ?」
「俺達もまだ現役ではあるが帝国までとなると話が変わってくる」
「私はルイリィを始めとした若い騎士達を向かわせたいと思ってる」
「我が子をあえて向かわせるのか?」
「その通りだ…帝国に彼等自身がアポイントを取れるようになれば良い後ろ盾が出来るからな」
「危険すぎないか?」
「それを乗り越えられなければそれまでの力しか無いという事だ」
「相変わらず厳しいねぇ…」
「メンバーの選出はどうするんだ?」
「私が提案してそれにルイリィの意見を反映した者たちで構成される事になる」
「彼等に拒否権は無いのか?」
「辞退したい奴はすれば良いだけだ…覚悟のある者だけ向かえば良い」
「ルイリィ…私が提案するのはこの者達だが異論はあるか?」
「ほぼ僕の幼馴染で騎士団2世ばかりではありませんか…」
「不満か?」
「それならこの方達も一緒にお願いしたいのですが…」
「彼等をか?わかった…あと数名はお前が声をかけろ」
帝国に派遣される部隊に任命されたメンバーは
隊長 ルイリィ・エルゼ・ハーベスト 18歳 人間
戦士 レナード・スティーブンス 20歳 ドワーフと人間のハーフ
武闘家 リルヴェア・ランバート 21歳 獣人族
僧侶薬士 セージム・フランシスカ 19歳 人間とホビットのハーフ
賢者 アルティマ・ロードスター 28歳 エルフ
パラディン ロディ・エイトヴァンズ 20歳 バーサーカーと有翼人のハーフ
アサシン バルクレオ・アルファガ 19歳 人間
魔剣士 ドラグナー・ドリトエル 25歳 龍人族
剣士 ランドル・ウェブスロー 18歳 人間
戦士 ガスト・サーバー 50歳 人間
僧侶騎士 ニール・ウェブスロー 49歳 人間
槍術士 レイナ・ハミルトン 51歳 人間
この12人に加えて法術士3人が同行する事になった
ルイリィが他の騎士に声をかけるも悉く断られたのだった
ルイリィの信者と言えるランドルはニールの息子であった
性格に問題は見られるものの実力を買われて部隊に入る事が出来たのだ
「おいおい…任命されたのは良いけど俺達はバルクレオとランドルがルイリィの事で争うのを見なきゃならないのか?」
「仕方ないだろ…」
「何事も無ければ良いんだが…」
一方のバルクレオはルイリィとの距離を縮めるチャンスだと思っていた
その事に気づいたランドルがそれを阻止する為に行動するのだが果たして?
波乱の展開が待っている?!
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