第5話 衝撃
付き合って1年はあっという間だった。
私は学業とバイトそして主婦のように家事の日々。彼は仕事とゲームの日々。
同棲を半年過ぎてくると役割やパターンというものが生まれてくる。
彼は高卒で、朝一から仕事に行って6時に帰宅するのが日課。週6で働いている上に、外の鉄の看板を制作したりする会社のアシストする力仕事。そんな生活を高校卒業してすぐから働き続けているから家事は私が全般する形となっていた。
1年も経つと安定した関係になったものの、普通はお互いの嫌な部分もある程度把握している時。私は彼に会う前6年という期間恋愛してなかったせいか、まだ猫をかぶり続けておしとやかなで不満なんて言わない愛嬌いっぱいの日本人女子という感じだった。それが逆に彼の性格を悪化させたのかも。
夕飯をカレーとか作った日には、
「え?汁物は無いの?」とか普通に聞いてくるようになってたし、
「喉乾いた。水!」って当たり前のようにこき使っていた。
一緒に同棲しているはずの家なのに1週間に3-4日は彼の友達が入り浸っているのが当たり前という多分普通ではない生活をしていた。
リーの姿をみた彼の友達ですら
「お前本当自分で少しは動けよ。」って言う位だ。
そんな日常で些細な不満も知らずと溜まっていたのかも。それが不満だとも気づかず、言っても自分が気づいて変らなければ意味ないからとほっといた私。
そんなある日、とてつもない事件が起こる。
リーと撮った写真を共有していると、パッと見変なAVみたいな動画があって笑い半分で目の前で開いた。恥ずかしがってるって思っていた彼の表情が本当にやばいと焦って顔が赤くなったのにも知らずに。
それは同棲前、一度私が拗ねて家に先に帰った日の夜の事だった…。
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