第3話 国際恋愛?
元旦那の名前はリー。
2個上でがっちりした体育会系の引き締まった体に色黒の私と一緒のアジア人だ。
日本みたいに部活とかスポーツ1科目を極めましたってタイプでは無くて、
友達とサッカーとか、後は筋トレとバイクが大好きな人だった。
お互い恋愛経験が豊富ってわけではなく、私も中学の頃の恋愛が大きなトラウマとなって、中々一歩を踏み出すことができなかった。二十歳になって海外で新しい生活を始める前、私より身長の低い1個上の先輩に片思いを1年半思いを寄せていたが、告白してフラれていた。先輩の事を綺麗さっぱり忘れ、タイプとはまた離れていたものの、周りみたいに色んな恋愛をしてみるのもいいなって前向きな気持ちでいた。
彼も今まで1カ月から3カ月と短い恋愛しかした事なくて、電話やラインが苦手なタイプで、彼女より友達優先してしまい、いつもフラれてたらしい。
初めの半年はとても順調で、連絡1週間無くても私も友達と出かけたり、勉強やバイトがあったからなんともなかった。
待ち合わせに2時間待たせるとかたまにあったりもして、本を読んだり課題したりしながら待ってたりと特に気にする事もなかった。
呑み会とかで一緒に仲良くなった女の子と二人で出かけたり、酔っぱらったからといっておんぶしたりとかって状況でさえ、危ないからしょうがないと怒ることもなかった。
私の友達も彼の友達も、「リーはまじで非常識であんなんだから恋愛しちゃだめなんだよ。」って皆が口を揃えて言っていた。
普通の恋愛が分からなくて、これってヤバイんだって頭で理解したフリをしながら月日が経って行った。
しかしその半年後。
彼がバックハグした状態で一緒に動画を見てる時、女の子からラインが1通届いた。
「やっぱりごめんね、一夜ともにしただけだから。」
流石にぶち切れた私は、そのやり取りを見せるよう問いただし、見てみると
「いくら年上だからって、xxちゃんは女の子なんだから。」とか色々ふざけた内容を送っているリー。
クロは確定で、別れるしかないと思った。
怒鳴ることもなく静かに別れを切り出し、たぶん彼女の方がリーに合ってるんだと思うと一言。彼はひたすら謝り続けながら、同棲始まる前に最後の火遊びだったと別れたくないの一点張り。そう、この時既に同棲初めて1カ月経った頃だった。 付き合う前にギャンブルと浮気と嘘は本当に無理だからとちゃんと話しておいたから、絶対浮気されるなんて思ってなくて、しかも最初より情が深くなってたから流石に傷ついた。初めての同棲生活1カ月でも慣れて、本当に好きになっちゃっていた私は、本当に最初で最後だからと言って許してしまった。
この時、私は人は過ちを起こしても、変わることができると信じていた。
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