第3話 ひとりのうた




あめがこわい


かぜがこわい


うみがこわい


ひとがこわい


ひとりがこわい



こわがるこころが


ころがってゆく


よかぜにあおられる


あきかんみたく



カラカラカラカラ


からっぽのおとがとてもこわい




わたしはがまんできなくなって


ころがるあきかんをひろってきて


はなをいちりんさしてみた



こわいわたしへ


ハピバスディ


はながうたってくれたようなきがした


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ひらがなあいす 御願崎冷夏 @uganzaki

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