第12話 名前を書く方の『サイン』
サイン コサイン タンジェント の三角関数のサインではありませんし、カシオの関数電卓の宣伝の唄でもありませんよ~。
冗談の話題が、かなり古いか・・・古すぎて知らない?
小生が使ったのは、この宣伝の関数電卓よりも、たぶん後のモデルだったでしょうが、会社の昇格教育中に、品質管理教育の中の統計的品質管理手法ってので、使いましたね。
実際の事務職場では、この手法、一度も使いませんでしたが・・・
今回のお話は、書類に名前を書く方の『サイン』のことです。
小生の住む市内に、新たに『信用金庫の支店』が開店することとなり、新聞に折り込みの宣伝チラシが入っていました。
チラシを観ると、貸金庫の案内文字に目が行きました。
普段は全く使わない『実印』とか、自宅の登記簿謄本、使いもしない使えない記念硬貨なんかを預けておくのに、安全で丁度いい場所ではないかと思った訳です。
信用金庫が開店したら、貸金庫を借りるのも良いかな~と思っていたところ、信用金庫の職員が開店の宣伝と口座開設のお願いとかで、我が家にも訪ねて来ました。
「貸金庫を貸してくれるならば、口座開設してもいいよ」って伝えましたよ。
まだ誰も正式に貸金庫の申し込みをしていないらしく、信用金庫の職員が「今なら全部の貸金庫の中から、好きな番号の貸金庫が自由に選べますよ」ですって。
「じゃ~1番を貸してね~」ってお願いしておきました。
申し込みの書類には、丁寧にゆっくりと、当時会社で所轄官庁宛ての申請書類で書いていた、カクカクの文字で書いたことを覚えています。
で、先日、大量にある風景写真のバックアップデータ等々を、貸金庫に保管しておくべく、信用金庫の支店を訪れた訳です。
窓口係に「貸金庫を開けたいので、手続きの書類をお願いします」と伝え、書類を受け取ります。
貸金庫室に入室するため、書類に名前をササってサインして、印鑑を押して、窓口係に渡しました。
でも何かあったらしく、奥の方で窓口係とその上司らしき人達が、ファイルを見ながら何か相談しています。
上司らしき人が「すみませんが、ご本人の確認のため顔写真付きの身分証明証など、お持ちでないですか」と問うてくる。
自動車運転免許証を提示して、事なきを得ましたが「最初の申請書類と筆跡が全く違っていたので、念のため確認させていただいた」とのこと。
当然ですよね、申請書類に書いた文字は丁寧なカクカク文字、でも先ほど書いた文字は、適当にササッと書いた文字、筆跡が全然違います。
例えば文字の中の 口 の部分なんて、真四角だったのが、何となく 〇 く書かれているのですから、本当に本人かと疑いたくもなりますよね。
今回は無事に貸金庫に辿り着け、大量の風景写真データ等入れることが出来ましたが、次回からは、他人と疑われないように、丁寧にサインしようと思いました。
でも考えてみたら、最初から信用金庫のルールで、顔写真付きの身分証明証を毎回必ず提示いただきますとすれば、全て問題解決なんですよね~
自動車運転免許証もあるのだし、何のためにマイナンバーカードを作らされたかですよ~
手続きの書類にも、本人確認のため顔写真付きの身分証明証の提示をお願いしますって、大きく記載しておけば済むことなんです。
何故そういった対応をしないのでしょうか? 不思議ですよね。
書類を渡し、書いてもらったらチェックするのが、業務だと思っていませんか?
難しく考えるより、見える化で、お互いの利便性も考えながら、もっと楽に仕事が出来るよう、工夫をしましょうよ。
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