2【嫉妬】爬虫至上主義:爬虫神徒

爬虫人類逆襲劇

出身地区:中東・アフリカ・南米

シノギ:紛争・掠奪

 爬虫人族のゲリラ組織。人類に虐げられたら過去を持ち、哺乳類ではなく、爬虫類こそが地球上を統べる存在だと信じ、地球支配を目論む。

 レプトールが真祖として立ち、三つの部隊で成り立つ。

 力が強く、防御力が高い爬虫人族たちで構成された強襲部隊【ファランクス】は主だった掠奪を行い、

 素早い機動力と瞬殺できる技能・技術を持つ爬虫人族たちで構成された奇襲部隊【キャルバリーズ】は【ファランクス】が囮になっているうちに敵軍を素早く殲滅し、

 隠密能力や特殊能力を持つ爬虫人族たちで構成された諜報部隊【シードハイク】が有益な掠奪資源や敵陣の情報を盗み集め、ある時には敵陣に誤報を送り、混乱させる。

●幹部

爬虫族の長『レプトール』

サバクツノトカゲ型爬虫人族・男性・6600万歳以上

「さぁ、人類の時代を敗滅させ、我ら爬虫族の支配を取り戻そう。」

 爬虫神徒のリーダーで、恐竜絶滅後に生まれた爬虫人族。白いローブのような民族衣装を纏い、六本の腕、黒眼赤瞳の目の下にある血涙の紋様を持つ褐色肌の蜥蜴怪人。神通力の幻覚による人間への擬態により、白髪のロングヘアーと白髭、褐色肌の老人の姿になり、赤黒い目の下に血涙の紋様がついている。

 普段は荘厳で、冷徹な性格で、爬虫族に対し、真摯に心優しいが、太古か、爬虫族を蔑んだ人類への強い憎悪を胸に秘めている為に、逆鱗に触れると、乱暴で、荒々しく暴走する。

アビリティ【神通力/ゴッドパワー】

 念力や透視、治癒能力、洗脳などの神通力を扱い、能力の強さと範囲は凄まじく、天変地異を起こすほどだが、その分、体力の消費は激しい。


見えざる暗殺者『林隠キャメロン』

カメレオン型爬虫人族・女性・16歳

「落ち込んだ時こそ、糞人間の一人や二人をぶち殺して、綺麗さっぱり忘れよう!」

 爬虫神徒内での【シークハイド】の若き隊長にして、人間に迫害された頃、レプトールに拾われた養子の一人。

 深緑色の髪のショートヘアーに黄緑の瞳、カメレオンの尻尾と肌、Bカップの胸を持ち、緑のローブのような民族衣装を着ている。人間への擬態が可能。

 前向きで、元気溌溂な性格で、爬虫神徒内のムードメーカーであるが、人間に爬虫族だった家族を殺されて以来、明るく振る舞う裏に人類に深い憎しみを秘め、人間に対しての拷問や暗殺を平然とやる。

 メデューとは共に家族を殺されて以来、行動を共にし、新たな家族として姉のように面倒を見て、時には彼女を支える。

 カメレオン特有の肌色変化による迷彩能力と高い視力、長い舌を持つ。高い視力を使う際、眼をカメレオンのような円錐形になる。それらの能力を迷彩能力による接近、高い視力での索敵、長い舌による攻撃などに応用できる。


根暗な蛇髪少女『蛇腹メデュー』

メデューサ型爬虫人族・女性・16歳

「シャシャッ…許さない。人間…皆殺し。」

 爬虫神徒内での【シークハイド】の副隊長にして、人間に迫害された頃、レプトールに拾われた養子の一人。

 ピンク色の蛇髪と赤い瞳、白い蛇肌、Cカップの胸を持ち、仲間を石化しないようにピンクの眼鏡を掛け、ピンクのローブの様な民族衣装を着ている。人間への擬態によってピンク髪のロングヘアーと人間の肌に変えることが可能だが、短時間しか出来ない。

 薄気味悪く笑い、根暗な雰囲気だが、人見知りの恥ずかしがり屋な性格で、レプトール以外の爬虫族だと、顔を赤らめる。しかし、人間に爬虫族だった両親を殺されて以来、人類に深い憎しみを抱き、人類の前では前より気が狂ったかのように笑い出し、怒りをぶつける。

 キャメロンとは共に家族を殺されて以来、行動を共にし、新たな家族として妹のように甘え、時には彼女を支える。

 メデューサ型爬虫人族特有の石化の魔眼を持ち、蛇髪を長く伸ばしたり、それらの蛇の毒牙を喰らわせることができる。蛇髪が切られても、無数の首に生え変わる。


凶刃のハンター『ヴェロキラ』

ヴェロキラプトル型爬虫人族・男性・35歳

「さあ、楽しい人間狩り(ヒューマンハント)の始まりだぜ!ヴェラララララララ!」

 爬虫神徒内での【キャルバリーズ】の隊長にして、人間専門の殺し屋。青黒いヴェロキラプトルと人型を併せ持つ姿に黒い瞳を持ち、青いスーツを着こなす。人間への擬態では青髪のショートヘアーに黒い瞳を持つ。

 狡猾で、残忍な性格で、人間を殺すことを生き甲斐とし、レプトールに無断で殺し屋稼業を行い、屑な悪人たちを獲物にする為に彼らを憎む善人を依頼人として利用する。ヴェラララが口癖。人間嫌いである為、強者としての一部の人間を生かすクロコとは反りが合わず、いつも喧嘩ばかりをしている。

 ヴェロキラプトルの鋭い大爪と速さを持ち、それらの能力で相手を追いかけ回しながら、恐怖でじっくり嬲り殺すという追いかけっこのスタイルを取る。

 幼い頃は中東のスラム街で生まれ、他のラプトル型爬虫人たちと共にギャングとして懸命に生きたが、中東のマフィアに騙されて自分以外の仲間が捕まったことで苦悩した所をレプトールにより仲間たちを救い出され、マフィアに復讐したことで彼に忠誠を誓い、仲間と共に爬虫神徒に入る。


俊速の走り屋『エリマー』

エリマキトカゲ型爬虫人族・男性・20歳

「エリャエリャエリャアー! 俺の走り爬虫人類一だぜ!」

 爬虫神徒内での奇襲部隊【キャルバリーズ】の副隊長にして、バイクを使わない走り屋。

 赤い瞳や赤い襟巻きを持つオレンジ色の蜥蜴と人間の姿を併せ持つ姿で、白い特攻服を着ている。人間への擬態では襟巻きのような赤い髪を持つ青年の姿になる。

 単純で暑苦しい性格で、敵に対し躊躇なく襲い、恐れを知らない度胸を持つ。

 時速270kmの脚力を持ち、走るだけでなく、キックでの戦闘にも応用できる。

 幼い頃から仲間のエリマキトカゲ型の爬虫人族たちと共に走り屋として懸命に生きていたが、仲間が人間のマフィアに捕まり、窮地に陥った所をヴェロキラに救われ、仲間を救い出され、マフィアに復讐したことでその恩義により爬虫神徒に入る。


大顎門の壊し屋『クロコ・ゲーダイル』

鰐型爬虫人族・男性・45歳

「この顎に似合うだけの喰いごたえのある獲物はいねぇのか?」

 爬虫神徒内での強襲部隊【ファランクス】の隊長にして、傭兵。黒い鰐と人型を併せ持つ姿に黒い瞳、大きい両腕を持ち、上半身裸で、迷彩柄のタンクトップと藍色のジーンズを着ている。人間への擬態では、黒髪の角刈りに大きめの鼻を持ち、高身長にして筋肉質な姿になる。

 好戦的で、単純な性格だが、密林に住んでいた時に培った野生の感が鋭い。弱肉強食を重んじ、たとえ、人間でも強い者なら敬意を表す。

 幼い頃にアマゾンで育ち、傭兵として生き、懸命に生きていたが、雇い主に騙されて瀕死になった所をレプトールに救われ、雇い主に復讐したことで、彼に忠誠を誓う。

 両脇の握力に強靭な顎、無尽蔵のタフネス、防御となる鰐の鱗を武器にステゴロで戦う。


猛毒剛腕拳の使い手『コモンドー』

コモドドラゴン型爬虫人族・男性・35歳

「弱く愚かな貴様に猛毒剛腕拳の恐ろしさと爬虫人の誇りを見せつけてやる!」

 爬虫神徒内の強襲部隊【ファランクス】の副隊長にして、拳法家。

 翡翠色の肌と瞳をコモドドラゴンと人間の姿を併せ持ち、黒い拳法家の道着を着ている。人間の擬態では翡翠髪のショートヘアーと翡翠の瞳、褐色肌を持つ細マッチョの姿。

 堅物で、真面目な性格で、武道を志し、クロコの強さに惹かれ、彼と同じく、強い者ならたとえ人間でも敬意を表す。

 幼い頃に両親に先立たれた所をクロコに救われ、彼の下で傭兵としての戦い方を学び、【猛毒剛腕拳】を編み出し、彼と共に爬虫神徒に入る。

 猛毒を含む拳と自前の怪力を用いた徒手格闘術【猛毒剛腕拳】で戦う。

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