3【怠惰】暗黒魔教団:ダークアルカディア

怠惰なる闇の世界へようこそ

出身地区:日本・新宿

シノギ:アルバイト・動画配信者

 深淵の魔神タルタロスを信仰する魔教組織。世界を闇の世界にし、死への恐怖から脱却した理想郷の創造を目的とするが、現大邪神官である黄泉路暗魔がブラック企業やカースト制度・虐めのある学校などを根絶やしにし、それらの被害者つまり、社会的弱者を信者にすることで死の世界でニートを謳歌することに鞍替えされている。


●幹部

秘めたる漆黒の意志『黄泉路暗魔』

魔族化・男性・25歳

「死の世界ではブラック企業も学校のカースト制度もないわけだ。つまり、理想的引きこもりだな、これが。」

 ダークアルカディアのリーダーであり、ニートを謳歌する世界を作る理想を持つ元ブラック企業の社員。黒髪のバサついたショートヘアーに黒い瞳を持つ。

 適当で、怠惰な性格だが、ブラック企業で培った責任能力と悪い感を当てる能力に長けている。タナトスに仕事を頼っている(仕事は頼んでも、押し付けない。)反面、戦闘訓練に努める。しかし、本性は仲間を護ることや理想郷の目的の為なら人殺しや拷問を厭わない殺意を持ち、仲間には寛容で、敵や裏切り者には容赦無い。

 ブラック企業で疲労困憊した後、ブラック企業が存在する社会の仕組みに疑問を持った時、タルタロスと出会い、彼と契約し、自らの理想と同じ苦しみを持つ仲間の為に悪として戦うことを決意する。

怠惰の大魔神官『ハデース』

 暗魔が魔族化した姿で、髪や瞳に蒼炎を宿し、蒼炎の角を生やし、蒼炎を纏う黒い修道服と蒼炎の毛皮を持つ黒いローブマントを着ている姿。

 高温の蒼炎を操る能力を持ち、FPSの経験で蒼炎の弾丸や爆弾を作る応用が可能であり、両手に蒼炎の拳銃を装備し、戦闘技能は未熟故にタナトスに訓練されている。


深淵の魔神『タルタロス』男性魔神・無限歳

「我が名はタルタロス。遍く光を閉ざし、闇を想う民たちの楽園を召喚せし者。」

 ダークアルカディアの黒幕。

 かつて、深淵界に住まう魔族たちの神であったが、彼らを恐れた異世界の他種族との争いの最中、勇星戦隊ブレブスターズに意志を奪われた魔族の魂共々封印され、魔族の復活と闇の世界の理想郷の為に魂を現実世界に飛ばした。

 封印前は強大な闇の力を誇る魔神だったが、現在では黒い靄の火の玉のような魂の姿で顕現し、深淵魔界に封印された魔族の魂を融合させる能力しか持てない。

 合理的にして、冷酷で、厳格な性格。魔族が生き抜く為に闇の世界を広げる必要があると語り、その為の信仰と略奪を魔族に許し、深淵魔界という厳しき闇世界を生き抜く知恵を授ける。

 魔族の復活の為に利用する人間を欲望に唆される愚物と蔑んでいたが、予想以上に魔族の力を扱い、自身の調子を狂わせる暗魔と出会ってから、愚かなりの人間の強さを目の当たりにし、呆れながらも見守り、時には厳しく諌め、時には的確なアドバイスを与える。

 

外道の暗殺者『死神群裏夢』

魔族化・女性・25歳

「私はハーデスに仇をなす悪を刈り取る死神鎌だ。たとえ、ハーデスが怠惰とカッコつけるだけのぐーたらニート屑野郎でもね。」

 暗魔の懐刀にして、ダークアルカディアの副官。かつて、とある組織の虐待から暗殺者として鍛え上げられ、その組織を壊滅させ、同じ境遇の仲間と共に脱出するも、訪れた村で懸賞金目当ての村人に狙われ、自分以外生き残ってしまった過去を持ち、その出来事から人にある悪意を憎み嫌い、『暗殺神』と名乗るダークヒーローとして日々外道を狩り尽くす。ある時に重傷を負った所を暗魔に救われ、互いの過去を話し合い、成り行きでダークアルカディアに入団する。

 銀色のメッシュが入った黒髪のショートヘアーと銀色の瞳、Aカップの胸を持つ。

 真面目だが、悪への憎悪が激しく、悪を根絶することをモットーとしている。その一方で同じ苦しい境遇の者には手を差し伸べ、堅気には手を出さないといった根っからの優しさを持つ。しかし、かつての組織の仲間の死を目の当たりにし、生き残ったことでサバイバーズギルドに陥り、身の危険に顧みない行為も多々あり、暗魔はそんな彼女を放ってはおけない。

懐刀の死神『タナトース』

 群裏夢が魔族化した姿で、顔左半分が銀色の炎の瞳を持つ骸骨の顔に変わり、死神装束と軍服のコート・帽子を組み合わせた衣装を羽織り、その下から銀色のラインが入っている黒いボディスーツを着ている。

 銀色の炎を操る能力を持ち、その炎で造った大鎌と二つの仕掛け鎌のトンファーを武器に前者は近接距離の立ち回りに、後者は至近距離の白兵戦で戦う。また、影で相手を捕縛したり、盾や壁を造り、身を守るなどの応用が可能。


幼き魔性『水仙冥花』

魔族化・女性・7歳

「おじさんの仕事を手伝ってるの。ダークアルカディアっていう変態の巣窟を。」

 ダークアルカディアの幹部の一人。元々は暗魔のマンションにある隣部屋に住んでいたが、ネグレクトである父親からのDVを受け、心身共に廃人と化す所を魔族と化した暗魔に救われ、彼への恩義の為にダークアルカディアに入団する。

 猫耳型の紫色の髪のミディアムヘアーと黄金の瞳、Cカップの胸を持つ少女。

 毒舌で、冷たいが、命の恩人である暗魔に対しては素直ではないがよく甘える猫のような性格。

睡蓮姫『ヒュプーノス』

 冥花が魔族化した姿で、紫に燃える猫耳と九つの尻尾が顕現し、紫と黒を基調としたエジプトの女神官モチーフの服装を着て、魔女帽子を被る。

 相手を昏睡させるガスを放つ紫の炎と夢の中の世界を操る能力を持つ。特に後者は悪夢を見させて、拷問したり、夢の中の記憶を読んで、情報収集するなどの応用ができる。


地雷系姫君『美倉病舞(みくらやまい)』

魔族化・女性・15歳

「は〜い! 皆んなの恋人、エーリスちゃんだよ〜! だから、皆んな…見捨てないでね。」

 ダークアルカディアの幹部の一人にして、魔法少女系アイドルに並ぶ地雷系動画インフルエンサーとしての宣伝大使。彼女のアイドル性に惹かれ、団員と収入は増え、組織の主柱となっている。

 ひ弱でネガティブな女子高生だったが、動画活動を始めた当初、彼女の人気を妬んだ害悪な視聴者に正体の弱みを突かれ、視聴者からの金を恐喝されてしまい、視聴者に正体をバレてしまう恐れと彼らのお金が不当に利用される罪悪感に挟まれ、心身衰弱してしまう。そんな彼女は暗魔と出会い、害悪な視聴者を社会的に殺してくれたおかげで、ダークアルカディアに入ることになる。

 赤のメッシュが入った黒髪のポニーテールと黒い瞳、そばかす、Cカップの胸を持つ。血飛沫がプリントされたピンクの小悪魔パーカーを着ている。

 メンヘラ気質を装っているが、根は真面目で、恥ずかしがり屋な性格。動画活動での試行錯誤で今の性格になり、キャラ変しようかと思い悩む。

 暗魔に自身のマネージャーとして支えられ、健康や精神面に気を使われて、良き相談相手になっている。

血滅姫『エリース』

 舞が魔族と化した姿で、そばかすがなくなり、血のように赤い焔が瞳や髪、目の隈に宿り、サキュバスのようなアイドル衣装を身に纏い、焔の角型のシュシュで結んだツインテールと焔の悪魔尻尾がついている姿。

 精神を混乱させる赤い焔を生成する能力を持ち、赤い焔の槍での近接攻撃や赤い焔の霧での広範囲攻撃などの応用が可能。



●戦闘員

社会脱却の信者『ファナティックカロン』

魔族化・性別自由・学生から社会人

 ダークアルカディアの信者にして、戦闘員。学校からのいじめや親からのDV、ブラックからのパワハラを受けた学生や社会人がそれらの執拗な暴力を見て見ぬふりをする現代社会に失望し、暗魔の理想に賛同し、現実社会の破壊と脱却を行う。

 魔族化すると、赤い一つ目の髑髏の仮面を被り、それぞれに様々な獣角や獣耳の付いたフード黒いローブを身に纏う。

 ダークアルカディアに入団した際に、暗魔を通じてタルタロスと契約することで影を操る能力をあらかじめ付与され、自身の影から剣や槍、銃などの武器を生成したり、相手を相手の陰で拘束するなどの応用ができるが、その分、精神力を消耗する。

 

『冥魔獣』

 信者の心の闇を『冥魔犬ベロベロス』や『冥魔牛ミノテリオス』などの様々な神話の怪物に形取った怪人で、神話に則した異能を持つ。

 瀕死の直前に魔族化した幹部が魔力を凝縮して生み出した黒い靄のような果実【禁断の果実】を食わせることで巨大化して、能力を上げることができる。

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