設定集
★人物紹介
【シンラ・イグニス】
銀河連邦軍のエースと名高いシンラ・ヒビキを父に持つ、アークス高等専門学園に通う十五歳の少年。
座学の成績は悪くないがそこまで良くもない。
シミュレーターを使った訓練は学年でトップクラスであるが、イグニスに合ったオーブがない為、実技は学年で最下位である。
容姿は父親似。赤い髪に赤い目をした素直で真っ直ぐな少年。嘘や誤魔化すのが嫌いなので、嘘をつくと不安になってくる。
高等学校に上がってから自立する為に寮に入った。
料理が得意で母親が残してくれたレシピノートを参考にする事がある。
【ソフィア・ロスヴァイセ】
ロスヴァイセ財閥のお嬢様。ピンク色の長い髪が特徴的で、ヴァルキリーに乗る時は頭の高い位置に結い上げている。
母親がヴァルキリーを研究する研究員であり、ソフィアも研究施設内でよく遊んでいた。
双子の姉がいるが、研究施設で遊んでいたところ事故で植物状態に。その事故以来、自分を責めるようになってしまった。
強気に見せているのは弱いのを悟られない為。家に帰っても執事やメイドしかいない為、高等部に進学して寮に入ってからは友達と談笑したりして過ごしている。
本当は泣き虫で極度の寂しがりなので、実はイグニスと食事ができるのを一番楽しみにしている。
模擬戦であれだけこてんぱんに叩きのめしても、自分に立ち向かってくる人は初めてだった。
イグニスの事が異性として気になっているようだ。
【マリウス・焔・イクシード】
金髪のイケメン。ミステリアスな雰囲気も併せ持つ為、学校内外からの女性人気が高い。しかし、そのせいか男性職員からの目が厳しい。
元々、銀河連邦軍に所属していたが、現在はアークス高等専門学園で生徒達にヴァルキリーの操縦を教えている。
操縦技術はいうまでもなく、めちゃくちゃ凄い。
イグニスがシュミレーターを使った授業で成績が良いのも、彼の指導があったからである。(めちゃくちゃ厳しい)
性格は基本的に優しいが、怒るとかなり怖い。
しかし、いつまでも根に持つタイプではないので、相手に文句を言ったら次の日にはケロッとしてる。
父親代わりとしてイグニスと一緒に生活していた。
その為か育児や子供の接し方にも慣れており、この経験が学園で働く時に役立っている。
まだまだ謎が多い人物でもあり、ヴァルキリーのプログラミングも得意である。オーブの中にいるニコと呼ばれる男の子の事は、イグニスと同様に家族のように大切に思っているようだ。
【シンラ・ヒビキ】
イグニスの父親。十四年前の襲撃を食い止めた英雄。今は訳あってオーブの姿になっているが、人間の姿は赤い髪に赤い目。三白眼なので子供には怖がられる傾向にある。
昔は破茶滅茶で性格が尖っていたらしいが、マリウス曰く、イグニスが生まれてからかなり丸くなったという。
マリウスと同様にまだまだ謎が多い人物である。
【ニコ】
オーブの中にいる天真爛漫な男の子。
いくつなのか分からないが喋り方が幼い。マリウスとは長年一緒にいるようだ。
★専門用語
【ヴァルキリー】
悪魔を倒す為に存在する人型決戦兵器。オーブのエネルギーをパイロットに介す事でヴァルキリーを動かす事ができる。
ヴァルキリーは諸説が様々あり、遥か昔の地球で開発されたアームスーツがモデルだと提唱するアームスーツ説が有力だと言われている。
他にも地球の南極で原初ヴァルキリーが発掘されたオーパーツ説も噂されているが、地球から飛び立ってから何百年も経過し、資料が少ない為か未だに確証が取れずにいる。
【オーブ】
ヴァルキリーを動かす為に必要な動力源。
殆どのパイロットはただの道具だと思っているが、中身は人間の魂(想い)が詰まっている。
作り方は企業秘密なので一般公開されていないが、地球由来のオーブには悪魔の魂が入っているようだ。
エネルギーの回復方法もオーブによって違う為、解析されていないオーブだと回復方法が分からないとパイロットは困り果てる事に。
【悪魔】
地球から遥か遠くにいる宇宙船を襲いにやってくる人類共通の敵。ファンタジーのような姿から、動植物まで多様な報告があるが、最近は人型をとる悪魔が出現するという噂がある。
他にも《捕食型》や《侵蝕型》や《増殖型》、《双子型》という個体も見られ始めたので、パイロットは注意が必要である。
【特異体質者】
生まれつき特殊な能力を持った者達を指す。呼び方はギフテッド、超能力者、サイキック等、いろんな呼び方がある。
【エインヘリアルシステム】
ヴァルキリーに搭載されている謎のシステム。全てのヴァルキリーに搭載されている為、誰が何の為に作ったのか詳細は不明。
【グルヴェイグ】
12.8メートル、約35トンのヴァルキリー。
赤いボディが特徴。飛ぶ時は背中から炎の羽が生え、関節部分は赤いエネルギーラインが見える。近接戦が得意で切れ味の鋭い武器や一撃で倒す武器が多い。
シンラ・ヒビキの愛機でもあり、本作の主人公であるイグニスが操縦する事になる機体でもある。
【ヒルディスビー】
12.3メートル、約33トンのヴァルキリー。黒いボディが特徴。エネルギーラインは緑色で、腰に装着したハニカム型のスカートは全てビットで構築されている。
マリウスの愛機で遠距離攻撃が得意。
味方の補助をするのも得意である。
【アークス高等専門学園】
イグニスが通う学校。パイロット科、メカニック科、プログラミング科、オペレーター科と学科が様々であり、卒業後は軍で働く者が多いという。
【銀河連邦軍】
遥か昔、地球から飛び立った九つの船で組織された。アスガルド支部の他に八つの支部で構成されているが、何百年もの歳月が経過している為か、不穏な動きをしている支部もあると噂がある。
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