ゾンビの召喚者は悪人を捌く

@kaminetu

第1話

「ノートがない。どこにある。これか、少し俺のノートと違うみたいな気がする。だがこれはゾンビノート。このノートは自由ちょうか。懐かしい間違えて持って来たのだ」


 どれどれと見てみた。だがノートの字は俺であるが何かに違和感を覚えた。こんなもの幼い時の俺では書けない。つまりこれは俺が書いたノートではない。


「ノートの使い方を読むか読まないかを書き込んで欲しい」


俺は勿論「読む」と書き込んだ。すると5個のルールが出て来た。


①このノートの使い方は君に任せる。何に使っても構わない。

②このノートは君ととある探偵にしか見えないが、探偵は近いうちに接触を始める。

③探偵にノートを持っていることが分かると殺されてしまう。

④このノートはゾンビを無から生み出して自由に操れる。

⑤特になし。


質問を受け付けよう。


「探偵とは一体どんな人物なのか?」


再びノートに探偵について書かれている。


①探偵は変装をしている。勿論本人の許可を得てしているがそう仕向けさせているのが探偵である。

②探偵が来たらノートに知らせる。


次に探偵の倒し方を気になったのでおしえてもらうことにした。


①探偵とは関わらないでおくのがいいがバレたらいけないため。演技をしておく必要がある。

②探偵はとあるアイテムがないと倒せない。このノートのレベルをあげて探偵より強くなろう。


 俺は早速使ってみることにした。俺はノートにゾンビと書いてみた。すると俺の隣に恐ろしい見た目をしたゾンビが街構えていた。ゾンビが話かけた。


「これからお世話になるゾンビだ。宜しくな。一般人には俺の姿が見えない安心してればいい。」

「ゾンビが話しかけて来た」

「意外だなゾンビだって話しかけたりするもんだぜ」


 まずこのゾンビは敵意を感じない。操れるなら操って見せよう。


「お兄ちゃんご飯の時間だよ。食べよう」

「ああわかった今いくよ」

「うひゃはや。人間の料理に興味はあったンダ。どんな食べ物かゾンビである俺様も気になっていたんだ。俺とお前は味覚を共有させてもらっているからどんな美味しい料理なのか知れる。おもしれぇ」


 俺はリビングにつくと妹の真隣に座る。いつもの場所をキープしていた。


「ニュースです。連続殺人事件の黒幕が誰なのかわかりました。この龍タドゥがイメージされるヤクザが犯人だと分かりました。今から機動隊がそのヤクザの事務所に突入するみたいです」


 それをみたゾンビがククっと笑っていた。その笑みの真実を知るのはもっと先のことだった。


「ふふうふふ。おもしれぇ事件が起きているんだな。それに怒りがお前から芽生えている。この感情が俺を動かすだろうククヒャハハハ」

「機動隊が突入だがしかし動きが止まった。……なにがあったのでしょうか?機動隊が動けない」


 機動隊が動くことはなかった。しばらくすると何者かによって機動隊は殺されてしまった。


「どういうことだ。なぜ殺されてしまった。どうやら探偵が動き出したみたいだな」

「つまり先制布告ってことか。何故に殺すんだ機動隊を」

「そんなの決まっている。探偵がソイツだったからだ」

「ソイツとは一体誰なんだ」

「加賀山光だよ。そうこの殺人事件の黒幕のな。言い忘れていたがゾンビは探偵にもなれる。つまり俺も探偵になって守ることができるってわけだ」















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