二十八回 過去の記憶と選抜予選

 頭部死球を受けた時、ある映像が頭に流れた。その映像は何処か見た事が有り記憶にないものだったが、何処か懐かしいものを感じる。その映像は自分も野球をしており見覚えのある人が数人いた。一人が「みんなで一緒に甲子園に行こうよ」と言うとみんなで「いいね!」と言い。手のひらを重ねて「約束は絶対だからね」と言っていた。

 これの映像を頼りに河川敷に行くと錠前兄弟と康彦がいた。そいうと三人は「やっと思い出したか」と言い優翔先輩が「これで疾風はやてが来たら甲子園はほぼ確実だな」と言っていた。「自分たちの力で行くぞ!!」

 そして明確な目標が出来た俺はこれから猛練習.........したかったがドクターストップが掛かってるので見学しかできなかった。アップやピッチングホームの確認などをしてあとはボール磨きの日々を過ごしていた。

 練習に混ざれるようになって一週間がたって秋の北海道大会の抽選会に向かった。

 抽選会会場には夏準優勝の北海大札幌などが来ていた。そうして始まった。

 諏訪野主将が抽選くじ引く事になっていたが最後だったので引くことはなかった。

 抽選の結果は、初戦は北星学院附かったらシードの白老栄が居る山となった。 北星学院附と白老栄は夏の南北海道大会でベスト4に残るくらいの強いチームだ。

北日本学院も二年生主体で同大会で8強に入るほどつい激戦区だそうだ。帯広一条も強豪チームだ。そんな強豪ひしめく山で戦う事になった。

 と言っても甲子園四強に入った俺達もいわば強豪だ。そして去年は惜しくも決勝で共和大共和に負けたそうだが、「そんなのは関係ないこの大会を優勝して来年も春の甲子園に行く」と北山先輩と諏訪野先輩がそう言っていた。

 そんなこんなで大会一週間前になって病院の一幕にて「症状も出て無いようだし部活に参加してもいいよ」と言われガッツポーズしたが「あまり無理はしないように」と念を押された。

 部活に合流し体が鈍りが無くなってきた。監督は北山先輩を全試合先発させるそうだ。中継ぎだが「789回を主に投げてもらう」と言われた。

( 室蘭  )白 老 栄(シード) 

(名寄宗谷)  北 明 

( 札幌 )北星学院附


( 札幌  )北日本学院

( 十勝  ) 帯 広 一 条


( 空知 ) 深 川 国 際

( 旭川 )旭 川 東


( 釧根 )北星大釧路

( 十勝 ) 十 勝 農 業

( 札幌 ) 昭 和 大 四 (シード)


( 北見 )オホーツク(シード)

( 札幌 ) 石 狩 水 産

( 札幌 )北海大札幌


( 小樽 ) 運 河 雪 照

( 札幌 )北海工科大


( 函館 )  知 内 

( 旭川 )北都大鷹栖


( 室蘭 )日福大苫小牧

( 根釧 ) 白 樺 根 室

( 函館 ) 箱 館 (シード)

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