　開会式は日福大苫小牧の伊藤主将が選手宣誓を行った。その後お偉いさんの長々と話を聞いたがよくわからんかった。

　そんなこんなで試合会場である羊ヶ丘ドームでするそうだ床が凄い硬い腰にじんじん来るほどに........こんなところで試合できるのかと思ったが過去にプロ野球チームが使ってたから大丈夫なんだろうな.........いや結構怪我してた人いたわ。心配になってきたが割り切って投げることにした。硬いとは聞いていたが思いった以上に硬かった。

　先発が北山先輩で北星学院附先攻で始まった試合は初回から攻撃の姿勢を見せるも三者凡退に終わっていた。こっちの打線は倫太郎がヒットを放ち涌井先輩それに続いて諏訪野先輩が三連打でノーアウト満塁のチャンスで智弘がセンターの頭を高々と超えていきフェンスに直撃し2点を取った.....と思ったがセンターの西川の強肩が光りセカンドランナーがタッチアウトになるも一点を先制した。その後は相手のエース寒河江（さがえ）の前に凡打が続いた。2・3・4回は三者凡退が続きそんななか四回から北山先輩の投げる速度が10㎞くらい上がっていた。

　その後も息をのむような投手戦なのは変わらず、三振、三振、三振と両投手が三振の山を築いていた。

　７回に北山先輩がセンター前へヒットを打たれ続くバッターにライトオーバーのスリーベースヒットを打たれ同点になり続くバッターのショートゴロの間に勝ち越されるも北星学院付属の勢いに飲まれられずに、何とか粘っていた。北星学院付属の勢いを食い止めるのでやっとで北明ペースに持ち込めず拮抗状態で９回表終えて2-1一点差で負けている状況だ。

　九回裏の先頭バッターの北山先輩に代打が送られた。「北山君に変わりまして代打新井君」新井先輩の名前がコールされた。

　新井先輩は初球を豪快に飛ばすもファールでその後は勝負を明らかに避けられており続くバッターの錠前光弥は、初球をセンターへ弾き返しを放ちノーアウト一・二塁と言う絶好のチャンスで自分は準備をしていた。

　ボールを一塁に転がして確実にランナーを進める！！送りバントを敢行しようとしたが、レフトが本来ショートの場所に居てショートがセカンドより右に居てセカンドがだいぶ前に来ている変則守備シフトを行ってきた。初球は外角に来たが見逃して中からインコースにえぐれるスライダーを捉え無人のレフトに飛ばし鈍足の新井先輩が確実を返すも.......新井先輩の足が遅すぎたせいか錠前光弥が詰まってギリギリのところでアウトになり、なおもノーアウト一塁になるも次の塁を狙って盗塁を試みるも失敗し延長戦に進んだ。

　今まで投げてきたマウンドと違い硬すぎて最初はいつもの投げ方が出来なかったが次第に慣れてくると速球と緩急で相手を翻弄して抑えていき、10・11回両方を三者三振に抑えた。打線は11回に錠前先輩が右中間を割る綺麗なツーベースで出塁すると新井先輩がライトへのヒットで進めると光弥がセンターの頭を高々に超えるフェンス直撃のヒットを放ちサヨナラ勝ちを決めた！！

　北星学院付属を2-3xでサヨナラ勝ちを決めた！！