二回 一年生達

 投手になると結論を付けた翌日康孝(やすたか)と藤具(ふじとも)と康彦(やすひこ)さんと共に野球道具店に来ていた。

 そこの店長らしき人が「お!!ミマッチ*っとそのジャージ充(みつる)の所かな?」と聞いてきた。僕等は少し戸惑ったが康彦さんが答えてくれた「そう、それで明後日から本格的に始めるそうだ。二人は初心者で分らない事だらけこいつらにいいグローブを見つけるために履かせてはくれんか?」そう対応した。*康彦さんの苗字は美馬です

 店長の名札を見ると大野聡(おおの さとし)さんていうらしい、聡さんと康彦さんの世間話の中で「充も酷なことをするよなぁ」と聡さんが言った。その訳を聞くとどうやらピッチャーとショートは初心者がやるべきところではないらしい。監督は何故そんなことをしたのかわからないが聡さんは俺のことを見るなり「そこの奴がとんでもない集中力を持つ奴か?」と康彦さんに聞いていた「多分そうだ」と答えた。その後聡さんは俺の顔をジーとみてこう答えた「あの鬼の岸部にそっくりだ!!」と言った鬼の岸部とは、俺の祖母のことを指しているらしい。僕はこう返した「初めまして、僕は”岸部”勉と言います今後ともよろしくお願いいたします」と返すと笑っていた顔からだんだん顔面蒼白になってい行いき、その場で倒れた。五分くらい経つと立ち直ってよろしく。と言って店の奥に入って行った。

 その間、藤具と康孝はバットを手に取って軽く素振りをしていた。

 聡さんが店の奥から出てくるとおもむろに手のサイズを確認し始めた。そして、僕に会うサイズのグラブを手に取ると手に履く様に促した。

 その間、藤具も手のサイズを確認されていた。グラブとバットを一個ずつ買った俺たちは近くの河川敷でキャッチボールをした。

 ここで僕はふと疑問になったことを聞いてみた「藤具ってさぁ家族に野球することを伝えたの?okもらえたの?」と聞くと藤具は「いいよって言われたけど、道具は自分の金で買ってよねって言ってた」と答えた。自分と同じ境遇だからこそ解る親に対しての不信感を聞いて自分も境遇を話した。この道具だって過去にしてた貯金を切り崩して買ったやつだからきっと同じだ、決めつけていたが一応聞いてみた。すると面白いことに藤具はこう答えた「この資金は祖父から入学祝と別にもらったへそくり」と答えたときに考え直した祖父の家が近いって答えてたなぁ親戚の家が近くにあるだけで避難もできるよなぁと思った。

 藤具は僕に対して同じことを聞いてきた。僕は事実を返した。すると藤具は一瞬土曜して明後日の方向へとボールが飛んで行った取りに行った時見たのは、草野球

 試合で藤具は見入るように見ていた。

 藤具の過去を着て僕は共感して深くうなずいた。藤具は勉強漬けの毎日でたまたま食事中にやってた日本シリーズの日本ハムファイターズ対読売ジャイアンツの試合を見てこんなにも生き生きしながらも緊張している選手たちに憧れるようなったそうでも自分には無理と決めつけていた彼は勉学会で讃えられるような人になるぞ!!と決めた翌日彼は寝坊しまして先生に怒られ学校から父に連絡が入り怒鳴られたそうその理由が野球の試合を見ってみていたことから「お前は野球の試合を見るな!!勉強して夢否大学を卒業して、有名な会社に入って幹部になる人だ!!」と将来を決めつけらことにではなく野球の試合を見るなと言うことに苛立ちを覚えていた。そして志望校であるこの地区で偏差値が最も高い旭川東高校*落ちた彼に失望し彼に期待しないことを決めたらしい。   

 そんな彼はトラウマと罪悪感から草野球を見るのをやめようとしたが、僕が静止した。彼は僕に質もしてきた「なぜ離れることを止めるんだ?」とこの状況では正しい質問だ、なぜか僕はその質問に怒りを覚えた、僕は逆に質問した。「なぜ野球部に入ろうとしたのか?」を彼は言葉に詰まったそして彼は一言「田中賢介選手みたいに活躍してみたかった」僕はその言葉を待っていたといわんばかりに「まだお前の人生は終わっていない。両親と自分の人生設計図が少しぐちゃぐちゃになっただけで両親を野球で見返せばいいんだ」と言ってしまった。いやこの場合は言ったの方が正しかったのかな?それはさておき僕の一言で吹っ切れたのか彼は何かに取り付かれて居たような表情から何からか解放されたような表情をしていた。

 

 初めての部活で少し緊張している僕は、キャプテンから「二三年生は一年生のお手本になるよな練習を一年生は先輩を越せるようにしっかりと連取していきましょう!!」との言葉に僕と藤具は少し訝しんだ。その表情を見逃さなかった大野監督は、僕らを呼び出した。そして監督は一言、言った「野球の基礎を身に着けてもらう」まぁ当然のことだ僕らはまず。キャッチボールをして走って、腕立て伏せをうん百回したその結果みんなに付いて行けるような体力をつけていったが同時に筋肉痛に悩ませまくった。

 僕はピッチャーとしてのフォームが全くもって解らなかったので監督に聞いたら監督は「俺は野手だから知らん」と答えたその時にやっちまった、と言わんばかりの表情を見ていたキャプテンが少し驚いていた。

 その時、たまたま東京ヤクルトスワローズのスカウトの影山さんが元プロ野球選手で投手だったことを知り聞いて身振り手振りに教えてくれた僕はそのことをしっかりと吸収して、昼休みに僕が図書室の本を読み漁っていることを知った監督は若干引いていた。それはそれとして変化球も覚えるためにまずは基本のカーブを覚えることにした。

 藤具はバッティング能力を上げるべく康彦さんのバッティングセンターに休日は通っているらしい。

 監督にとって一年の中で戦力なるのはせいぜい倫太郎(りんたろう)と孝彦くらいだと考えていたと思われる。と言うか自分が監督の立場だと自分もそう考えるだろう。

 倫太郎は外野で守備もうまく足も速い典型的なセンター向きの選手で彼は一年ながらセンターを守っている。

 康彦もキャッチャーが三年の先輩に引けを取らないバッティングで二年の先輩がいながら二番手の位置を確保しているらしい。

 っと一年生はこれらにあと一人三浦 智弘(みうら ともひろ)くんは強打の選手で一年ながら4番もあり得るのではと噂をれている。

 監督は祖母伝手に「しっかりと休めよ」っと言ってきた僕が祖母に弱事をなぜ知っているんだ!?

 一年生が各々頑張っている中でたまたま三浦君とも話す機会ができたので話してみたら初心者だからと見下していたが読んでいる本で理論を読んで試すを繰り返していることを二番手エースの山本先輩がいうと三浦君は尊敬の念をしてきた。ただ三浦君は言葉を選ぶのが苦手みたいだ。智弘君とも仲良くなりGWを過ぎたあたりから町の中央図書館の人に名前と顔を覚えられていることに正直驚いた。

 山本先輩は親身になって教えてくれた。山本先輩は「彼はまだまだですが戦力にはなると」断言してたのが印象的でした。

 監督はクスクスと笑うと「山本がそこまで言うのかなら考えておこう」と一言山本先輩が帰った後僕は監督に聞かれました。「お前な冊の本を読んだんだ?」と僕は「朧気ですが20冊くらい借りて読んでいた」といいました。後で確認したら25冊でした。

 ウームと悩んだよな声を上げていました。監督が自然と笑みが漏れていました。

 いよいよ甲子園へ切符を掛けた球児の戦いが始まる。

 

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