第5話 奇跡のカケラ

次に真緒が目が覚めた時には,

あたり一面真っ白な空間だった。

「ねえ,誰かいる。」

どこからか人の声が聞こえてきて

辺りを見渡しても見当たらなかった。

真緒は,ひたすら歩いていると

後ろから肩を叩かれてる感じがした。

恐る恐る振り返ると白髪で肌が白い

真緒と同い年くらいの少年がいた。

「君も,迷ってるの。」

少年がそう聞くと真緒は,小さく頷いた。

「俺の名前伊乃痲 奏よろしく」

「冬塚 真緒です,よろしくね奏くん。」

奏は,嬉しそうにしていた。

「奏くん,ここは,どこかわかる」

真緒は戸惑いながら聞いた。

「ここは,現実世界とあの世を繋ぐ世界だよ」

真緒は,奏の言った事に対して一瞬理解が

できなかった。

「でもね,誰かから聞いたんだけど

この世界にいる間に生き返る方法が一つ

あるみたい」

真緒の不安そうな表情みた

奏は,安心させるためにそう言った。

「それ教えてくれない。」

泣きそうな表情で奏に言った。

「聞いた話だと,この世界のどこかに

水晶玉みたいなのがあってそれを

奇跡のカケラっていうんだけど,

それに願いを込めると生き返れる

噂があるんだって本当かは,わからないけど」

奏は,一通りの説明をし始めた。

「よかったら奇跡のカケラ一緒に探さない」

真緒は、説明を聞いた後に奏を誘うと

奏は,嬉しそうに頷くと

2人は,奇跡のカケラを探すのに歩き出した。

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