第4話 後悔

その日の夜智夏は,真緒の事が心配になり

真緒の家に電話をしてみることにした。

「もしもし智夏ちゃんどうしたの」

電話をかけると出たのは,真緒ではなく

真緒の姉,亥茉だった。

「亥茉ちゃん,久しぶり。こないだ亥茉ちゃんが乗ってる雑誌本屋さんでみたよ。」

「智夏ちゃん,ありがとう。」

久しぶりに話したせいかお互いしばらく

話していた。

「ねぇ,亥茉ちゃん真緒って家にいる。」

智夏は,その後に

真緒がいたら変わってほしいって

言おうとした時だった。

「え,真緒,智夏ちゃんの家にいるんじゃないの。」

亥茉は,聞いて驚いていた。

「智夏ちゃん,なんか知っている事があれば

教えてくれる。」

亥茉にそう言われて

智夏は,放課後にあったことを話した。

「教えてくれてありがとう。

智夏ちゃん自分を責めちゃダメだからね」

亥茉は,智夏にお礼を行った後に

智夏を不安にさせないようにそう言った。

そこで電話が切れてから智夏の中で

何かが壊れた気がした。

「一緒に帰ればよかったな」

智夏は,独り言のように呟きながら

後悔とまた会えるのを期待するしかなかった。


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