第2話 出会い

夏は、好きだ。

太陽の光を見ると気持ちが暖かくなったし、

ひまわりが隣で咲くだけでなんだか

ひとりぼっちじゃない気がした。


僕は基本、動かない。

なにか行動したって結局独り。

行動する意味を見出せなかった。


そんなある日、いつもノラネコの1匹さえ通らない僕の定位置で

「ゴソッ亅

少し、物音がした。

――また、いじめられる?

こわくなって、茂みに飛び込もうとした。

が。

ボテ。

そう、僕は運動神経がない。

――終わった,,,

僕は逃げるのを諦めた。

素直に顔を上げた。

するとそこにあったのは――――

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